閑散期の対策~不動産投資コラム~

公開日2019/08/18
更新日2022/12/20

閑散期の対策

投資用マンションを持ってるのであれば、大体の方は入居者の退去を経験をされたことがあるのではないでしょうか。
 
以前お問い合わせを頂いたオーナー様で賃貸が決まらないけど何か手はあるのか?という質問を受けたことがありました。
 
空室になったのは5月上旬、1か月半募集し続けて内覧はあるけど成約まで至らないと言うケース。
 
時期が閑散期でしたので、賃料設定の見直しをご提案して、無事に賃貸が付きました。
 
今日は、閑散期での賃貸募集についてお話させて頂きます。

[無料の投資スケルトンでシミュレートしてみる]

昔ながらのアパートのイラスト

閑散期っていつ?

夏と言えば賃貸の閑散期というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
 
賃貸マンションにも“繁忙期”と“閑散期”があります。
 
“繁忙期”  1月から3月
“閑散期”  GWから8月 10月から11月
 
現在は閑散期に入ってるので、賃貸募集で悩まれてるオーナー様もいるかも知れません。

資料と虫眼鏡

先ずは設備の見直しから

単身者向け収益物件のターゲットになるのは学生や30歳前後の社会人が多いと思います。
 
そのターゲットが、物件を選ぶポイントとしては「通勤・通学の時間」「間取り」が一番多いと言うアンケート結果があります。
 
また設備に関しては共通することが多く、以前コラムでも紹介した『入居者に人気の設備ランキング2018年度』でも設備は重要という事が分かります。
 
特にポータルサイトの検索条件で「インターネット無料」「室内洗濯機置き場」「TVモニター付きインターホン」の絞り込みをされる事は多く、早期賃貸付けに効果的だといえます。

閃いた男性のイラスト

設備を付ける為の費用は?

では、「インターネット無料」「室内洗濯機置き場」「TVモニター付きインターホン」を設置するにはどのくらいの費用が掛かるのか調べてみましょう。
ルーターのイラスト

・インターネット無料
インターネットの使用が可能な事によって、賃貸付けが楽になったと言う客付け賃貸業者は多いです。
 
一棟アパートであれば賃料転嫁できることも多い為オススメします。
 
「インターネット使用料:月額/約4,000円~6,000円」

洗濯機のイラスト

・室内洗濯機置き場
この設備が無いと入居が決まらないと言われるくらい、重要視される設備の一つです。
 
洗濯機置き場がないから絶対に賃貸が決まらないと言う訳ではないですが、近隣にコインランドリーがない場合”この物件に決めない理由”になってしまう為優先順位は特に高いです。
 
設置費用がかさむ為ので悩ましいかもしれませんが長期運用を想定しているならオススメします。
 
「室内洗濯機置き場:150,000円~200,000円」

TVモニター付きインターホン

・TVモニター付きインターホン
こちらもこの設備がないと入居が決まらないと言われる設備になります。
 
オートロックではなく、TVモニター付きインターホンになるので後付けの設置が比較的容易です。
 
セキュリティ面でも重要視される設備なので、設置されていなければ取り付けることをオススメします。
 
「TVモニター付きインターホン:30,000円~50,000円」
 
インターネットとモニター付きインターホンは案外手軽に設置できますので空室にお困りなら是非検討してみてください。

LINE公式アカウント不動産投資に役立つ情報を発信しています

このコラムを書いている人

渡邉 幸也

渡邉 幸也

1990年 秋田県鹿角市生まれ 東京都日野市育ち 2013年 株式会社FGH入社。不動産業界歴10年のノウハウを生かし収益不動産のプロフェッショナルとして、数多くの不動産を仲介する。 現在は、投資用不動産の売却・販売など幅広く担当している。 保有資格:宅地建物取引士

関連する記事