住宅支援と環境について
今年は桜満開前に新型コロナ蔓延防止措置が解除されて、多くの人が春の訪れを楽しんでいることと思います。
また4月と言えば新たな出会いの時期でもあり、新社会人が慣れないスーツに身を包み希望と不安を覚え、ワクワクドキドキしながら新生活を迎える時期です。
毎年この時期になると新社会人のフレッシュさに心が洗われるように感じます。
今回は、新生活を後押しする住宅支援事業とそれに係る環境についてまとめてみました。
住宅支援事業について
住宅支援事業の一環として、以前から相続時精算課税制度や住宅資金支援贈与の非課税など、さまざまな取り組みがおこなわれていますが、今年は2050年カーボンニュートラルの実現を意識した事業内容が組み込まれています。
なかでも特に注目すべき制度は、「住宅ローン減税」や新たに創設された「こどもみらい住宅支援事業」の2つ。
住宅ローン減税では、省エネなど環境に配慮した住宅に対しては借り入れ限度額が上乗せされ、こどもみらい住宅支援事業では、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に高い省エネ性能を持った住宅の建築・購入・リフォームにたいして60万円から100万円の助成金が出されます。
こどもみらい住宅支援事業の申請は、建築事業者や販売事業者などの業者側でおこない、消費者である建築主や購入者は、住宅購入の代金から助成金分を差し引いてもらうかたちで享受することになります。
カーボンニュートラルとは?
某自動車メーカーのCMで「カーボンニュートラル実現」というフレーズが出てきますが、そもそもカーボンニュートラルとは何を意味しているのでしょうか?
これは地球温暖化・温室効果ガスという聞きなれた言葉が関わっており、みなさんがご存じのように、地球温暖化は人為的に排出される温室効果ガスによって引き起こされます。
なかでも影響が大きいとされているのが二酸化炭素です。二酸化炭素は様々な人類の生活の中で発生する身近な物質であり、排出量を減らすことが強く求められています。
この実現に向けた取り組みの一つとして、温室効果ガスの排出量と吸収量を等しくしていくこと。これがカーボンニュートラルです。
未来への願い
SDGsという言葉が世の中に広く浸透していることからもわかるように、一昔前に比べて地球環境に目が向けられるようになったと感じられます。
一方で、自国の都合を通すためミサイルなどの武力行使をおこなうのはとても悲しいことです。
環境保全は団体スポーツと同じで協力しなければ目的を達成できません。国を超えて手を取り合う未来を願います。
住宅×環境の世界はまだまだ始まったばかり。さまざまな角度からアプローチを続けていけば、未来のこども達に繋がっていきます。
住宅支援をうまく活用し、環境保全に貢献していきませんか?
このコラムを書いている人
相馬將志
千葉県出身 お風呂での鼻歌がいつの間にか熱唱にギアチェンします。 保有資格:宅地建物取引士/管理業務主任者/賃貸不動産経営管理士/マンション管理士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/簿記2級
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