彼氏が不動産投資に挑戦!?結婚はどうなる?

公開日2020/06/06
更新日2022/12/23

彼氏の不動産投資に悩む女性が多い

団地
 
ここ最近、注目を集める不動産投資。
 
だいぶブラックな印象も薄れてきたと思いきや、「結婚を考えている彼氏が不動産投資をしている」と、悩む女性もいます。
 
不動産投資は借金やローン返済が大変で、リスクが大きいというイメージが強いのでしょう。
 
結婚を真剣に考えている人、婚約者、夫であれば、関係ないとは言えません。
 
結婚後は不動産投資のリスクが、自分にも降りかかってくるのは事実です。
 
将来を真剣に考えている人だからこそ、大丈夫かなと不安に思ってしまう…その気持ちはよく分かります。
 
そこで今回は、不動産投資をしている彼氏・夫への対応と、不安の解決策をまとめてみました。

投資によるローンでマイホームが買えない?

不動産投資イメージ
 
とある女性から、「3000万円を35年ローンで返済中であり、マイホームが買えないのではないかと心配している」という相談がありました。
 
将来マイホームが欲しいと思っていても、ローンの返済が残っている場合、新たに融資を受けるのは難しいかもしれないという悩みですが、そんなことはありません。
 
マイホームは自分で住むための家=実需なので、住宅ローンは収益物件を買うためのローンと比べ審査が緩く、組みやすいという特徴があります。
 
ただし一点注意すべきは、「フラット35」の不正利用問題が起こったため、銀行各社は「本当にマイホームなのか」と疑いを持ち、貸し渋りを見せることがあるという点です。
 
この一件を知らない方に改めてご説明すると、過去に実需用住宅ローン「フラット35」というローンがありました。
 
フラット35は”借り入れ時の金利が、返済終了まで確定する”という特徴を持ったローン。
 
金利の上がり下がりの影響を受けないので、安心だと言われていたのです。
 
しかし、一部の人はこれを悪用し、実需用住宅ローンのフラット35を利用し、住宅ローンで買った物件を賃貸に回したのです。
 
そのため、収益物件を現在所有している人が、マイホームを買うために融資を申請しても、「住宅ローンで買った家を賃貸に回すのでは?」と銀行に勘繰られてしまう可能性も0ではありません。
 
しかし、銀行を信用に値すると納得させれば、何の問題もなく融資を受けられます。
 
銀行は徹底的に調べるので、その際にグレーな金取引を伴う消費税還付がないことや民泊をしていないこと。
 
売買時の書き上げを疑う取引がないことを証明しましょう。
 
収益物件の運営状況・経営状況をオープンにすると、きっと納得して貰えるはずです。
 
お子さんがいる場合は、マイホームのある場所が、子供の通っている学校区内なら更に説得力も増すでしょう。
 
つまり、クリーンでオープンな対応を心がけていれば、”収益物件を所有している=マイホームが買えない”わけではありません。

自己破産して生活保護にならないか心配

下降イメージ
 
「もし不動産投資で失敗して、自己破産したらどうしよう」
「不動産投資で失敗生活保護に頼らざるを得ないかもしれない」
 
彼氏が不動産投資をしていると知って、このように悲観的になってしまう女性も多いもの。
 
確かに投資である以上、失敗するリスクが100%ないとは言い切れません。
 
一般的に、不動産投資の成功率は10%以下だと言われているのも事実です。
 

節税・保険目的の不動産投資の成功率は80%

しかし、本業とは別に副収入を得るために行う不動産投資の成功率は50〜60%節税・保険目的の不動産投資の成功率は80%です。
 
つまり、不労所得で生活することを目指さなければ、成功率は決して低いわけでありませんし、成功率は上げていくこともできます。
 
・立地の良い物件を選び、信頼できる不動産会社と契約する。
・余裕のある融資を受ける。
・空室率なども考慮に入れた収支計画書を作る。
 
このように、当たり前のことをきちんと行っていれば、不動産投資で失敗するリスクを軽減できるはず。
 
決して不動産投資=失敗して自己破産ではないのです。
 

サブリース契約終了後は経営が困難?

不動産オーナーイメージ
 
ある女性は、「婚約者が10年間のサブリース契約を結んでるけれど、契約終了後はどうなるのか」と不安を持っていました。
 
現実的で10年後には賃料が下がり、建物が古くなった分修繕費がかさみ、入居者が出ていけばその度にリフォーム代もかかってしまうのでは…と考えているそう。
 
結論から言うと、確かにその通りです。
 
時間とともに家賃は下がり、経年劣化や設備故障も目立つようになってきます。
 
入居者は築年数が浅い物件を好むので、入居者が入りづらくなることは至極当然です。
 
しかし、好条件のマンションは、築年数による家賃の下落の影響を受けづらい傾向にあります。
 
人気エリアの駅近物件や、設備等が充実している物件は、家賃を下げなくても需要があるのです。
 
賃料は立地条件・建物のグレード・管理内容に左右されますが、メンテナンスや管理を日頃からしっかりと行うことで、家賃の下落を防ぐことができます。
 
また、リフォームやメンテナンスを行う場合は、事前に修繕計画をきちんと策定しておくことも大切です。
 
修繕する具体的な項目や内容、周期、金額などを策定しておけば、急な出費に悩まされることもありません。
 
つまり、「サブリース契約だから」と言って全て業者任せにするのではなく、サブリース契約終了後はどう運営を行っていくのかを事前に計画しておけば、経営難に陥るリスクが低くなります。

不動産投資はギャンブルと一緒?

不動産投資イメージ
 
また、「不動産投資=ギャンブル同然」だと考えている女性も非常に多いです。
 
婚活で知り合ったけど、不動産投資をしていることを知って、会うのをやめたという人も少なくありません。
 
結論から言うと、不動産投資は一か八かのギャンブルだという考えは誤りです。
 
例えば、競馬は過去の戦歴やジョッキー、血統など様々な事情を加味し予想を立てていきますが、馬は生き物なのでその日のコンディションも大きく関係してくるでしょう。
 
つまり、短期的な収益を目的に人間がコントロールできないものに賭けるのがギャンブル
 
対して不動産投資は、家賃収入の予測をある程度の計算できる上に、売却時の金額も策定することができます。
 
そういう意味では、不動産投資は運だけのギャンブルだとは言えません。
 
将来を見据え長期的なスパン・計画性を持って行うものは投資です。
 
もし自己資金のみで投資するのであれば、失敗しても失うのは投資した金額のみです。

借金をして行う不動産投資は要注意

大量の1万円札、模型の家
 
借金をして不動産投資を行うのは、メリットでもありハイリスクです。
 
不動産投資はレバレッジを効かせることで、大きな収益を上げることができますが、借金も増えるというリスクがあります。
 
そのため、借り入れと自己資金のバランスも大切になってきます。
 
オーバーローンで物件を取得していたり、甘いシミュレーションの策定では、資金繰りに困り、自己破産するのは仕方がないこと。
 
また失敗例や悪徳不動産会社の倒産、投資家の逮捕など不動産投資に関して、イメージを悪くするような報道が多いと言うことも、不動産投資がマイナスイメージを持たれがちな理由でしょう。
 
不動産投資はギャンブルではなく、経営です。
 
男性が経営者だと言うと、目の色を変える女性が多いのに、不動産投資家だと言うと途端に嫌悪感を感じるのは、きっと不動産投資はギャンブルだと言う誤解が植え付けられているからでしょう。

彼氏の不動産投資が老後の不労所得に!

ドルマーク、模型の家
 
不動産投資のメリットと言えば、ローンを完済するとその後は毎月家賃収入(不労所得)が得られる点です。
 
もちろん、修繕費や設備修理費など諸経費はかかり、家賃の下落、空室もありますが、それを全て考慮に入れて計画を立てていくと、毎月いくらの収入になるかをある程度予想することができます。
 
家賃収入が年金の代わりとなり、老後の生活を支えてくれるので、ないよりあるに越したことはありません。
 
投資物件を、将来子供や孫に相続させることも可能です。
 
投資をしていない家庭の老後は、貯金を切り崩しながら細々と生活しています。
 
退職金も生活費に消えていき、老後は夫婦で旅行や趣味を楽しみという生活の余裕はなくなるかもしれません。
 
生活に不安を感じながら生きていくことは、精神的にも辛いものがあります。
 
私的年金とも呼べる家賃収入があれば、そうした無用な心配なく充実した生活を送ることができるでしょう。

彼氏の不動産投資についての不安・疑問まとめ

マンション
 
彼氏が不動産投資をしていても、頭ごなしに否定する必要はありません。
 
不動産投資は運次第のギャンブルではないので、計画性と判断力があれば、失敗する可能性も少ないでしょう。
 
もちろん、中には悪徳不動産会社に騙されていたり、購入すべきではない物件を購入しそうになっている人もいます。
 
彼氏や旦那さんが悪徳不動産会社に騙されないためには、彼女や奥さんも不動産投資について理解を深める必要があります。
 
不動産業者との打ち合わせや物件の選定まで意見し、一緒に投資を行っていけば投資=ギャンブルで失敗しそうという不安も払拭されるでしょう。
 
家族のために何かを残したいからと、不動産投資に踏み切る男性も多くいます。
 
まずはしっかり不動産投資のメリット・デメリットを理解した上で、パートナーと話し合ってみることが大切なのです。

このコラムを書いている人

マンション経営ラボ 編集者

マンション経営ラボ 編集者

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