福岡県の不動産投資はどこがオススメ?特徴や各エリアを解説

公開日2020/10/12
更新日2022/12/24

福岡県で不動産投資を始めよう

不動産投資イメージ
不動産投資を始めるにあたって、投資をするエリアを決めるのは、まず最初に悩むところですよね。
 
東京都を中心とした首都圏は、今後も人口が増え続けると推測されており、将来的にも安定した収益を狙えるエリアです。
 
しかし近年は、都心の物件は価格が上昇し、利回りが低下しているのが現状。
 
そこで注目を集めているのが、地方都市部での不動産投資です。
 
なかでも福岡県は、九州地方一番の都会でありながら、関東や関西の都市部よりも物価水準が低く、生活がしやすいと言われています。
 
今回は、福岡県の特徴や不動産投資におすすめのエリアを紹介していきます。

福岡県の特徴を紹介

福岡県
福岡県で不動産投資を始めるのであれば、まず福岡県の特徴を知っておく必要があります。
 
福岡県は九州の北部に位置しており、県の北部は日本海、東部は瀬戸内海に面しています。
 
県内には福岡空港・北九州空港の2カ所の空港を擁するほか、博多港をはじめとする複数の港もあり、国内外の玄関口としての役割を果たしています。
 
また、九州新幹線をはじめとした鉄道網や、高速道路網も充実していることから、九州内の移動の拠点としても大変便利です。
 
福岡県の面積は4,987 km²で、日本国内では29番目。
 
千葉県や和歌山県と同じくらいの大きさではありますが、三大都市圏以外で人口密度が 1,000人/㎢を超える、唯一の県です。
 
県内には「令和」ゆかりの地としても注目を集めた太宰府天満宮や、日本屈指の屋台街として知られる中洲屋台街、大正・昭和時代の建物が多く残されている門司港レトロなど、多くの観光名所があります。
 
また、福岡県といえばグルメが充実していることでも有名。
 
博多豚骨ラーメン・博多餃子・もつ鍋・水炊き・明太子など、多岐にわたる名物料理を楽しむことができます。

福岡県の人口は?

人生イメージ
福岡県の人口は、2020年4月の時点で511万人。
 
日本国内において、9番目に人口の多い県です。
 
福岡県全体の総人口は減少傾向にありますが、政令指定都市である福岡市の人口は年々増加傾向にあり、2019年10月の時点で人口増加率は3.51%と、全国20政令指定都市のなかでは、神奈川県川崎市に次いで2番目に人口増加率が高い市であることがわかりました。
 
福岡県の中で人口が多い市としては、以下の3つが挙げられます。
 
福岡市の人口は約159万人、北九州市の人口は約93万人、久留米市の人口は約30万人。
 
政令指定都市である福岡市と北九州市に、人口が集中していることがわかります。
 
 福岡県は、福岡市と北九州市の政令指定都市をはじめとした29の市と、29の町、2つの村の合計60市町村で成り立っており、地理的、歴史的、経済的特性などから、「北九州」「福岡」「筑後」「筑豊」の4地方に分けられています。
 
なかでも福岡地方の人口は約261万人と、福岡県の総人口のおよそ半数。
 
やはり福岡市に近いほど、人口が多くなっている傾向にあると言えるでしょう。

福岡県の家賃相場

福岡県
不動産投資用物件を購入する際に大切なのは、まず地域の家賃相場を知っておくこと。
 
福岡県の中で最も人口の多い福岡市と、2番目に人口の多い北九州市、筑後地方で最も栄えているとされる久留米市の家賃相場は、以下の通りです。
 
【1R•1K】
福岡市 4.58万円
北九州市 3.76万円
久留米市 3.64万円
 
【1DK•2DK】
福岡市 6.6万円
北九州市 5.08万円
久留米市 4.99万円
 
【2LDK•3DK】
福岡市 8.84万円
北九州市 5.94万円
久留米市 5.89万円
※athome調べ
 
県庁所在地である福岡市の家賃相場は、ほか2つの市と比べても高いことがわかります。
 
福岡市のなかでも、一番家賃相場が高いのが中央区ですが、1R•1Kで5.12万円、1DK•2DKで7.53万円、2LDK•3DKでは13.29万円と、単身者向けのワンルームや1Kの間取りであれば5万円台で部屋を借りられるのが魅力。
 
また、福岡市と同じく政令指定都市である北九州市には、空港や新幹線発着駅があり、交通の便が良いエリアですが、物件単価が福岡市より安いのが特徴です。
 
久留米市は福岡市の中心部まで35kmほど、車や電車では1時間程度とアクセスしやすく、福岡市のベッドタウンとしての機能が強まっているエリア。
 
久留米市内も中核市として発展を遂げており、家賃の安さのわりに十分な利便性があるエリアのため、不動産投資をするには狙い目かもしれません。

福岡県で不動産投資にオススメのエリア

おすすめを紹介する女性
ここからは、実際に福岡県で不動産投資を行う際にオススメのエリアを3つ、紹介していきます。
 

福岡市

福岡県で不動産投資をするのであれば、福岡市は外せないエリアだといえるでしょう。
 
福岡市の強みは、なんといっても交通の便が良いこと。
 
市内には新幹線の発着駅である博多駅や、国内外のアクセスの要とも言える福岡空港があります。
 
地下鉄を利用すれば、博多駅から福岡空港まではたったの5分。
 
市街地から空港までのアクセスの良さは、トップクラスではないでしょうか。
 
また、市内には西鉄バスが走っており、バス停によっては1時間に30本以上のバスが停車するところも。
 
公共交通機関が充実しているので、通勤・通学・買い物にもたいへん便利なのです。
 
また、福岡市内にはプロ野球球団・福岡ソフトバンクホークスの本拠地である福岡Paypayドームや、プロサッカーチーム・アビスパ福岡の本拠地であるベスト電器スタジアムがあり、スポーツ観戦などのレジャーも存分に楽しめます。
 
博多や天神などの都心部から少し離れたところには、自然豊かな大濠公園があるため、都会の喧騒に少し疲れてしまったときの息抜きにもぴったりです。
 
都会と自然、どちらの良さも味わえるのが福岡市の大きな魅力だと言えるでしょう。
 

北九州市

北九州市は、福岡県で二番目に大きな都市で、九州の玄関口として栄えた歴史を持ちます。
 
福岡市と同様、空港や新幹線の発着駅を擁するほか、関門海峡に面した門司港には、本州を行き来する船便も発着しています。
 
中心部の利便性はもちろん、海も近く、釣りやサーフィンなどのマリンアクティビティが楽しめるのも北九州市の魅力のうちの一つ。
 
また、子育てのための環境も整っており、NPO法人エガリテ大手前の調査によると、次世代育成環境ランキング(子育て環境に関する調査)政令指定都市部門で、7年連続第1位の実績を誇っています。
 

久留米市

福岡県で不動産投資を始めるなら、福岡市や北九州市よりも物件単価を抑えて投資ができる、久留米市の存在も忘れてはなりません。
 
筑後川耳納連山に囲まれており、四季折々の豊かな自然を感じることができる久留米市。
 
市内には34の病院と、300以上の診療所があり、医療機関が充実しているのもポイントです。
 
筑後地域における産業の中心を担う市として発展を遂げた久留米市は、生活するには不自由しないと言っても過言ではないでしょう。
 
福岡市までは少し距離があるものの、車や電車を利用すれば1時間程度でアクセスできます。

福岡県で不動産投資を行うポイント

福岡県
福岡県で不動産投資を行う上で、覚えておきたいポイントは以下の2つです。
 

 駐車場付きの物件を選ぶ

福岡県の中心部以外で、不動産投資を考えているのであれば、電車での交通アクセスが良い場所でも、スーパーなどに買い物に行くときなどは車が必須であることを忘れてはなりません。
 
また、福岡市内でも、博多や天神から離れたエリアの物件である場合、車での移動が不可欠であるケースが多いので、注意が必要。
 
単身者向けであれば1台分、ファミリー層向けであれば2台分の駐車スペースは欲しいところです。
 
福岡県の都心部以外の物件を購入しようとするならば、物件に駐車場があるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
 

賃貸需要の高いエリアかどうか見極める

福岡県庁が公表している資料によると、福岡県の総人口は2020年をピークに、以後緩やかに減少すると予測されています。
 
15歳〜64歳の生産年齢人口は、2000年をピークにすでに減少傾向にあり、65歳以上の老年人口は増加しているものの、こちらも2020年を目安に減少するのでは、と言われています。
 
しかし、福岡県の中心部である福岡市では現在でも人口増加が続いており、賃貸需要も減少する恐れはないと言えるでしょう。
 
また、人口の減少が見られるエリアでも、年齢層などのターゲットをきちんと定めることで、不動産投資が成功する確率はグッと上がるはずです。
 
福岡県で不動産投資をするのであれば、今後の人口動向などをしっかりとチェックした上で、投資をするエリアと物件を決めると良いでしょう。

 福岡県の不動産投資まとめ

豚骨ラーメン
今回は、福岡県で不動産投資を始める上で知っておきたい福岡県の基礎知識と、不動産投資をするのにおすすめのエリアや注意点について、解説してきました。
 
九州地方で一番の大都市でありながら、豊かな自然に囲まれているのが魅力の福岡県。
 
なかでも福岡市は、今後も人口が増加することが予測されており、賃貸需要も高まっていくと言えるでしょう。
 
本記事で紹介したことをぜひ参考にして、福岡県での不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。

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このコラムを書いている人

マンション経営ラボ 編集者

マンション経営ラボ 編集者

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