クレジットカードで積立投資

公開日2022/06/18
更新日2023/04/25

クレジットカード
みなさんは、クレジットカードで積立投資ができるのをご存じでしょうか。
 
現金を毎月積み立てるのではなく、クレジットカードで投資信託を毎月一定額で購入し、積立を行う「クレカ投信」のサービスが広がりつつあります。
 
今回は、クレカ投信の特徴、メリット、デメリットについて解説していきます。

クレカ投信とは

まずは、クレカ投信の特徴について説明します。
 
クレジット会社と証券会社がタッグを組んでサービスを提供しているクレカ投信は、証券会社によって利用できるクレジットカードが決まっています。
 
毎月の積立額を設定すれば、証券会社によって定められた日に投資信託の買い付けが行われ、クレジットカードで買い物をする時と同じく、決済日に後払いするシステムとなります。

クレカ投信のメリット

還元
まず毎月の積立額は、下限が100円または1,000円で、上限は5万円までとなります。
 
月100円または月1,000円からという少額から積立投資が始められるのが、クレカ投信のメリットです。
 
投資信託を始めてみたいけど、いきなり5,000円や1万円を積み立てる余裕がないという方や、自分にあった投資信託の種類(リスクやリターン)について知りたいという方は、少額から始められるメリットを活かすことができます。
 
また、クレカ投信では、積み立てる金額に応じてポイントが還元されるという最大の魅力があります。
 
例えば、月額5万円をポイント付与率1%のクレジットカードで積み立てた場合、月500円、年間6,000円相当のポイントを獲得できます。
 
投資額に対して、ポイント還元を受けられるのは、クレカ投信ならではのメリットです。

クレカ投信のデメリット

クレカ投信に対応している証券会社の中には、購入できる投信の本数が限定されている会社もあります。
 
選択肢が狭まると、希望する投資信託を購入できない可能性があるので注意しましょう。
 
また、クレカ投信はポイント還元がメインではなく、本来の目的は投資信託なので、希望する商品がなければ妥協せず、クレカ投信以外の選択肢を選ぶことをオススメします。
 
次にポイント付与率です。
 
クレジットカードで通常の買い物をする場合と投資信託では、ポイント付与率が異なるときや、適用条件がある場合があります。
 
さらに、当初はポイント付与率が高くても、規約改定によって今後ポイント付与率が下がる可能性も否めません。
 
投資信託は長期的に運用することが多いので、情報収集を行い、将来の改定の可能性も含めて制度をきちんと理解する必要があります。

まとめ

今回は、クレカ投信についての情報をまとめて紹介しました。
 
ポイント還元があり少額から始められるクレカ投信ですが、還元率だけを優先せず冷静に情報収集を行い、自分に合った投資をじっくり検討してみてはいかがでしょうか。

このコラムを書いている人

YI

YI

神奈川県出身 保有資格:宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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