![「買取」と「仲介」の メリット・デメリットを 徹底比較](https://fgh.co.jp/lab/wp-content/uploads/ad8d71fb040717d49b2230721effdb1b-4.png)
購入前のシミュレーション通りにうまくいっている方もいれば、うまくいっていない方もいることでしょう。
売却を検討する時のオーナー様の状況はさまざまだと思いますが、この記事がお役に立てれば幸いです。
買取と仲介の違いは、不動産業者が直接買い取るのか、仲介業者として買主との間に入るのかという点です。
それぞれにメリット・デメリットがありますので見ていきましょう。
買取のメリット
✅ 引渡しまでの時間が早い
買取の場合、仲介の場合より売却金額の折り合いが付いてからの売却引渡しまでの時間が短い傾向にあります。
買主が不動産業者なので資金力があり、取引がスムーズで決済までに要する期間が短いというのが理由です。
(買主がエンドユーザーの場合、融資にかかる期間が発生する場合がります。)
✅ 仲介手数料が発生しない
買主が不動産業者であれば、物件調査等の本来不動産仲介業者が行う業務を買主が行うため、取引に仲介業者が不要の場合は必然的に仲介手数料が発生ません。
✅ 契約不適合責任が免責されることが多い
一般的に不動産売買において物件が買主に引き渡されてから3カ月間の間は、一見して分からないような見えない欠陥に対して売主が修理する義務(契約不適合責任)が課せられることがほとんど。
しかし、買主が不動産業者であれば「プロなら分かるでしょう」ということでその売主の義務(契約不適合責任)を無くすことが多いです。
買取のデメリット
✅ 仲介より売却価格が下がりがち
不動産業者が買取り、利益の乗せて売却することを考えれば、下取り価格は安くなるのが必然です。
ただし、物件立地や買取業者の実績によっては金融機関評価が高く、結果的に買取でも仲介より高く売れる場合もあります。
仲介のメリット
✅ 買取より売却価格が高め
直接エンドユーザーが買うため、売却希望価格(表示価格)でそのまま売れることがあります。
✅ 取引に仲介業者という中立的な第三者が存在する
買取業者の中には極端に買い叩いてくるような悪質な不動産業者も存在します。
その点では、仲介業者は売主と買主双方の利益を中立な立場で提案し、時には売主の味方となり不利益な取引には応じない姿勢で売却をサポートしてくれます。
仲介のデメリット
✅ 売却完了まで時間がかかる
不動産会社に依頼してから購入希望者が現れるまでに売却希望価格によってはかなりの時間を要することがあります。
仲介業者によっては、ポータルサイトに載せたきり放置、という場合もあります。
✅ ローン特約が付く場合がある
買主がエンドユーザーの場合、金融機関より借り入れをしてから購入するので、決められた期限までに融資のOKが出なければ白紙解約という特約があり、NGとなればその取引に要した期間(申込から契約しローン特約期間までの約1か月間程度)が無駄となってしまいます。
✅ 注文の多い買主
買主がエンドユーザーの場合、値引き交渉等、人によってはあれやこれやと要望が多く、売主が飲めない要望であれば話がまとまらないケースがあります。
まとめ
一般的には買取より仲介の方が高値が付く傾向にありますが、特徴の違いを理解しながら、買取と仲介どちらでも良いのでご自身の希望する条件の方で売却しましょう。
あとは営業担当の人柄で信頼できるか判断し、取引実績の多い不動産会社に依頼すると良いと思います。