カーシェアならぬ山林シェアリング
キャンプブームが再来している今の日本。
テレワークやワーケーションといった、場所に縛られず、“密”も避けて対策する働き方+暮らし方の広がりとともに、それを実践するきっかけになるキャンプ、車中泊などの需要が高まってきていますね。
不動産屋がなぜキャンプの話?と疑問に思うかもしれませんが、山林の新たな活用方法が話題を呼んでいます。
山林マッチングサービス
山を相続したり、過去に山林投資で購入したけれど山林の土地活用がうまくできずに放置されていたり、長い間売りに出されたままだったりすることも珍しくありません。
そこで目を付けたのが、近年人気を博しているキャンプが可能な山林を借りられる、利用希望者と山林所有者をつなぐ「山林マッチングサービス」です。
山林マッチングサービスとは、存分にキャンプを楽しみたいキャンパーと、山の管理・維持費を確保したい山主(不動産所有者)をつなぐサービスになります。
収益イメージ
利用者は、山主が所有する山林を借りてプライベートキャンプを楽しめます。
管理されたキャンプ場にはないプライベート空間で、他人を気にせず自由にキャンプができると評判です。
そして山主は一部をキャンパーに貸し出して、その収益を山林の維持や管理に充てられるようになります。
まとめ
山林の活用は特に難しく、うまくいかないことも多いといわれています。
しかし、山林の状態や特徴を活かすことで、投資額よりも大きな利益を生む可能性も存在するのです。
なお、山林マッチングサービスのほかにも、以下のような活用方法があります。
◆新規で林業を始める
◆山林を利用した農園
◆山林を切り開き太陽光発電
◆キャンプ場を開業
◆サバイバルゲーム用のフィールド
さまざまな活用方法があるものの、これらはコストと時間がかかるうえに、知識がなければ難しくリスクの高い傾向にあります。
しかし今後は、賃貸管理会社のような業者が増えて山林の貸し借りが手軽にできるようになるかもしれません。
もし眠っている山林がある場合は、こういった使い方も勘案してより良い方法を探ってみてはいかがでしょうか。
このコラムを書いている人
小松 麻弓
株式会社FGH大阪支店 大阪府出身 好きな食べ物はメロン。美味しいものが大好きです。おおきに! 保有資格:賃貸不動産経営管理士
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