管理会社に物件の管理委託をしているものの、管理会社が具体的にどのような仕事をしているか分からないというオーナー様は多くいると思います。
なかには、入居中の物件を買われたオーナー様の場合、物件の管理委託時に管理会社ときちんとしたやり取りしたのが最後、というオーナー様もいるのではないでしょうか。
それもそのはず、主に管理会社がオーナー様に連絡する場面は賃貸借契約の更新・解約が発生した場合や室内の設備トラブルが起きた場合くらいです。入居者との賃貸借契約が自動更新(関西物件など)の場合では、管理会社がオーナー様に連絡することは多くありません。強いて言うなら管理会社がオーナー様に管理物件の年間収支明細書を送るときくらいでしょう。
まだ、入居者の退去を経験したことのないオーナー様や管理会社がいる意味について疑念を抱いているオーナー様は是非最後までコラムを読んでみてください。
管理会社の主な業務
管理会社(アーバンフォース)の具体的な業務内容について、空室物件を前提にその作業を手順ごとにご紹介します。
① 入居者募集
- 募集用写真撮り及び内見用鍵設置
- 賃料査定
- オーナー様に募集条件の提案
- 共用部分情報の調査
- 募集図面作成
- 仲介業者からの問い合わせ対応
- 室内点検管理
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② 賃貸借契約
- 入居申込内容確認
- 保証会社に審査依頼
- 管理会社審査
- 契約条件調整
- オーナー様に審査依頼
- 契約金精算書及び契約書類作成
- オーナー様に契約書確認依頼
- 仲介業者に契約の案内
- 契約金徴収
- 鍵発送
- 契約書類回収及び完了処理
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③ 賃貸借契約更新
- 更新期日の物件の精査
- 賃料査定
- オーナー様に更新条件の確認
- 更新料等請求書及び更新書類作成
- 入居者に更新の案内
- 家賃値上げ交渉
- 更新料等の徴収及び更新書類回収
- 入居者未払いの際は保証会社に代位弁済手続き
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④ 原状回復及び解約精算
- 解約の問い合わせ対応
- 入居者と退去立会及び室内点検
- 入居者の原状回復負担分の確定
- オーナー様に原状回復の提案
- 解約精算書の作成及び案内
- 原状回復費用の徴収
- 入居者未払いの際は保証会社に代位弁済手続き
- 原状回復工事完了確認