【第4回】不動産投資のデメリット

公開日2019/06/30
更新日2021/07/31

【第4回】不動産投資のデメリット

2019.6.30
代表取締役社長 渡邊 勢月矢

 


 

【第4回】不動産投資のデメリット

不動産投資のデメリットは、自己資金が必要ということです。「自己資金0でも不動産投資はじめられます」と営業する不動産業者もいますが、私はまったく資金のない人がフルローンを使って不動産投資をやるのは高リスクに感じます。

 
「融資を組んで不動産を買う」のは不動産投資最大のメリットではありますが、一歩間違えると大失敗につながるため、安易に考えてはいけません。やはり、不動産投資はある程度の自己資金を用意してはじめるべきなのです。

 
続いてのデメリットは「すぐに売れない」ということです。これが証券であれば直ぐにキャッシュ化できますが、不動産を即座に換金というのは難しいです。とはいえ不動産の中でも、区分マンションは比較的に売りやすいのが特徴です。それは中古の区分マンションのマーケットがあるからで、適正な価格で売りに出せば「売れない」ということはありません。これは価値の下落が著しい木造の戸建てにはないメリットです。

 
あとは地震など自然災害のリスクがあります。こちらは、日本に住んでいて、それがネックになると考えていると、とても不動産投資はできません。マイホームすら購入できないと思います。自然災害は「くるもの」と考えて、火災保険・地震保険などで備えましょう。

 
これは日本人の性格だと思うのですが、頭金をきちんと用意しても大きなローンを組むことに対して怖がる人が多いです。家賃収入が得られる物件を適正価格で買えば、安定的な収入があるのでローンを組んでも大丈夫だと思います。それでも心配をする人が非常に多いのです。

 
また、不動産投資のデメリットで話すべきポイントとしては、不動産投資は、株や投資信託、保険商品よりも事業性が強いというところです。厳しいことを言うようですが、不動産経営を事業として考えて、「本業以外に時間を使ってやっていかなければ成功しない」というところです。

 
確定申告はもちろん、物件ごとにExcelなどを活用して、キャッシュフローツリー(資金繰り表)も作成しなければいけませんし、修繕、賃貸リーシング、賃貸管理などやるべきことがたくさんあります。人にすべてそれを任しているというスタンスではいけません。自身でもきちんと最低限の知識を身につけ、任している専門家(税理士、不動産業者、弁護士、司法書士)と対等に話せるスキルが必要です。それか本当に信頼できるコンサルタントをつけて、利益連動型の報酬を支払うことです。

このコラムを書いている人

渡邊 勢月矢

渡邊 勢月矢

株式会社FGH代表取締役社長 宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、CPM ® (米国不動産経営管理士)徳島県生まれ、広島県育ち。 大学卒業後、中小企業の営業支援を行う会社に就職。「個人投資家の目線に立った不動産売買仲介事業をしたい」との想いを抱き2007年2月、株式会社アーバンフォースを設立。その後、賃貸・売買部門を独立させ、株式会社FGHを設立・ホールディングス化。年間1000件以上の仲介案件を手掛け、通算8000件以上の適正な流動化を実現し、不動産所有者、購入希望者双方のニーズを満たすサービスを提供し続けている。

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