ワンルームマンション投資のリスクを徹底解説!後悔しないための知識と対策を網羅

更新日2025/12/27
投稿日2019/11/12

ワンルームマンション投資のリスクを徹底解説!
ワンルームマンション投資は、少額から始められる手軽さが魅力で、多くの投資家に注目を集めています。ただし、物件の空室リスクや建物の老朽化、ローン返済といった要素を見落とすと、想定外の出費を強いられることも珍しくありません。
まずは投資に必要な基礎知識を整理し、リスクを正しく理解することが重要です。

投資を成功に導くには、市場の需給バランスや立地条件、物件の状態を慎重に見極める必要があります。特に需要が高いエリアかどうかや、長期的に安定した家賃収入を得られるかを判断する視点は欠かせません。数多くの情報を収集したうえで、現実的な収支シミュレーションを行いましょう。

本記事では、ワンルームマンション投資で後悔しないためのリスク管理のポイントや失敗事例、そしてメリットを最大化するための秘訣を網羅的に解説します。初心者の方でも理解しやすいよう、専門用語を噛み砕きながら紹介していきますので、最後までぜひご覧ください。
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そもそもワンルームマンション投資とは?

まずはワンルームマンション投資の基本的な仕組みや、なぜ人気があるのかを押さえましょう。
ワンルームマンション投資は、一戸の部屋を購入し、そこを賃貸に出すことで家賃収入を得る投資方法です。
初期費用や維持費が比較的低額で済むため、投資初心者でも始めやすい点が魅力とされています。
ある程度スキームが確立しており、売り手も買い手も豊富なので安定した投資対象として注目が集まっています。
 

投資で得られる利益は?

一般的に築浅物件では表面利回り3~4%程度、築古物件で8%以上のものが市場に出回るケースが多いです。
ワンルームマンション投資で得られる主な収入源は家賃であり、礼金や更新料も収益に含まれます。

一方で、管理費、修繕費、保険料、そしてローン返済などの定期的な支出があるため、家賃だけに注目するのは危険です。
表面利回りの高さに目を奪われ、実際はほとんど手元に残らないどころか初年度から赤字の物件も少なくありません。
収入と支出のバランスを把握し、長期的なキャッシュフローを見通しておくことが重要となります。
 

初心者が陥りやすい誤解

ワンルームマンション投資は節税効果がある、年金代わりになるといったポジティブな面だけが強調されるケースがあります。
しかし実際には、空室が続くリスクや想定外の修繕費で収支が圧迫され、投資を続けるのが苦しくなることも少なくありません。
営業トークに惑わされず、物件を冷静に評価する姿勢が求められます。

ワンルームマンション投資が危険と言われる背景

人気のある投資方法でも、リスクを理解していないと大きな損失を被る可能性があります。
ここでは代表的なリスクを解説します。

ワンルームマンション投資は少額でも始められるメリットがある反面、空室が続くことで家賃収入が得られなくなったり、投資額を回収しにくくなる可能性があります。また、不動産市場の動向によっては物件価値が下落し、売却時に損失を被るリスクも否定できません。
こうしたリスクを正しく理解したうえで、対策を講じる姿勢が重要です。
 
✅【インパクト大】空室リスク
✅物件価格下落のリスク
✅不動産会社の営業トークに惑わされるリスク
✅サブリース契約のリスク
 

【インパクト大】空室リスク

空室リスクはワンルームマンション投資の最も代表的なリスクです。
入居者が決まらない期間は家賃収入がゼロになり、ローン返済や管理費などのコストだけが発生します。
立地条件や物件の設備が充実しているかなど、入居者に選ばれやすい要素をしっかり押さえることが空室リスク軽減の鍵となります。
 

物件価格下落のリスク

不動産市況の変動によって、購入時より物件価格が下落する可能性があり、売却益を狙う出口戦略が難航することがあります。
需要の減少や築年数の経過で売却価格が下がり、ローン残債を下回るケースも珍しくありません。売却タイミングや資産価値を見極めるため、常に市場動向をチェックしておくことが大切です。
 

不動産会社の営業トークに惑わされるリスク

利回りの高さを強調する営業トークだけで判断すると、実際の諸経費やリスクを見落とす恐れがあります。特に管理費や修繕費、空室期間中の負担といったマイナス要素を具体的に把握していないと、理想と現実のギャップに苦しむ可能性が高まります。投資判断の際は複数社の情報を比較検討し、数字の根拠を確認する癖をつけましょう。
 

サブリース契約のリスク

サブリース契約は家賃を保証してもらえる一方、契約更新時に大幅な条件変更が行われる可能性がある点が響きます。家賃保証の金額が大きく下げられると、収支計画が大きく狂うケースも考えられます。
魅力的に見える制度ほど、将来的な条件見直しのリスクや契約内容を事前によく確認することが大切です。

失敗例から学ぶ、ワンルームマンション投資の典型的なミス

実際に発生した具体的な失敗例を見れば、リスク管理や計画の重要性を学ぶことができます。
ワンルームマンション投資での失敗は、購入前のチェック不足や楽観的なシミュレーションに起因することが多いです。実際の管理費や修繕費が想定より高かったり、金利上昇により返済が難しくなるなど、表面化するリスクはさまざまです。失敗例を把握しておくことで、同じ轍を踏まずにリスク対策を講じられるようになります。
 

管理費・修繕積立金の上昇に耐えられず収支悪化

年数が経過するほど建物の維持コストは増加する傾向にあり、管理費や修繕積立金も引き上げられるケースが多いです。
最初の収支シミュレーションで十分に織り込んでいないと、予想以上の出費が収益を圧迫します。購入時に管理組合の状況や修繕計画をしっかり把握することが重要です。
 

金利の上昇に耐えられず収支悪化

変動金利でローンを組んでいる場合、金利が上昇すると月々の返済額が一気に増えるリスクがあります。
収益がギリギリの状態で運用していた場合、返済額の増加に耐えきれず手放すことにもなりかねません。
金利上昇に備え、ある程度の余裕をもった資金計画を立てることが欠かせません。
 

家賃保証が切れた途端に収支悪化

サブリース契約や家賃保証は、契約期間が終了すると家賃の見直しが行われるケースがあります。
保証期間中の家賃を前提に融資や運用プランを組んでいると、保証切れ後に大幅に家賃が下がることで収支が一気に悪化します。
長期的なプランを踏まえて、保証終了後のシミュレーションを行うことが大切です。
 

思わぬ修繕費用がかさみ赤字に転落

給排水設備や外壁など、築年数が経過するにつれて大規模な修繕が必要になる場合があります。
修繕積立金が不足しているマンションでは、一度に高額の自己負担が求められることもあるのです。
積立金の値上げが行われず安心していても、突然「修繕積立一時金」という一戸当たり数百万円にものぼる費用が発生するケースがあります。

投資を始める前に、物件の修繕履歴や計画を詳しく確認しておきましょう。
 

入居者トラブルで対応費用が膨らむ

家賃滞納や室内設備の破損など、入居者トラブルが起きると対応にかかる費用が発生します。
管理会社に委託していても、予測できないトラブルが起きることを前提にリスクヘッジを考える必要があります。
いい物件でも入居者次第で損失が出る可能性があるため、常にトラブル対策を意識しておくことが肝心です。
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ワンルームマンション投資のメリットを無視できない理由

デメリットやリスクばかりが注目されますが、正しく運用すれば魅力的な投資方法です。
ワンルームマンション投資は、投資額が抑えられ管理の手間も少ないため、初心者にとって始めやすい領域と言われています。都市部や大学周辺など需要が高いエリアを選べば、空室リスクをある程度軽減できるのも利点です。長期的な視点に立った運用を行えば、安定した家賃収入を確保する可能性が高まります。
 

少額資金でも始めやすい

ワンルームマンションは1室から投資ができるため、纏まった資金を用意しづらい個人投資家でも取り組みやすい点が魅力的です。
金融機関からの融資も比較的受けやすく、自己資金を最小限に抑えてレバレッジをかける手法も可能です。
リスクを抑えつつ手堅く運用を始めたい人には適した選択肢といえるでしょう。
 

管理の手間が比較的少ない

共用部分の清掃や設備の維持管理は管理会社が行い、オーナーの負担が少ないこともワンルームマンション投資の特徴です。
入居者募集や契約業務も委託できるため、本業を続けながらの運用が可能です。
ただし、管理会社任せにし過ぎるとトラブル時の実態把握が遅れる場合もあるので、定期的に管理状況を確認する姿勢が望まれます。
 

長期運用で安定利益を得られる可能性

都心部や商業地に近いエリアのワンルームマンションは、単身世帯の需要が高く、失業や景気後退があっても安定的に入居者を確保できるケースが多いです。
築年数が進んでも、適切なメンテナンスや設備更新を行えば家賃水準を維持できる可能性があります。
長期的視野で継続することが、安定した利回りを生む秘訣になります。

投資に成功する人と失敗する人の違い

同じワンルームマンション投資でも、成功する人と失敗する人ではどこに差があるのでしょうか。
多くの場合、成功する投資家は十分な情報収集と事前分析を行っており、長期的な視点に立った計画を持っています。
一方で失敗する投資家は、営業トークや表面的な利回りだけを信じ、リスクを見落とした状態で投資を始めてしまう傾向があります。
どのような契約条件や物件の特徴があるかを理解し、適切にリスクをコントロールすることが成功への近道です。
 

正しい情報収集と学習を欠かさない

成功する人は不動産市況や金融知識、ローンの契約内容など、投資に必要な情報を体系的に学んでいます。
信頼できる情報源を複数持ち、不動産会社や銀行の説明だけに頼らず、自分で数字を分析する習慣を持っています。
知識を身に付けるほど営業トークに惑わされる可能性が減り、冷静な判断を下せるようになります。
 

リスク管理を重視した複数パターンのシミュレーション

空室率の上昇、金利の変動、修繕費の増加など、さまざまなリスクを想定したシミュレーションを行うことが成功の鍵です。
最悪のシナリオでも月々の支出を賄えるか、短期的に赤字になっても長期で回復できるかなど、多角的に収支を検証する必要があります。
これにより、投資時の判断とリスク許容度の整合性を確認しやすくなります。
 

計画的に物件を買い増し・買い替えする

ワンルームマンション投資で成果を上げている投資家は、適切な時期に物件を売却し、次の物件に投資するなど柔軟な戦略を取ります。
シングルリスクを避けるため、エリアや築年数の異なる複数の物件を保有するなど、リスク分散も重要な考え方です。
市場の動向を見ながら計画的に物件を入れ替えることで、資産を着実に積み上げることができます。
 

サブリース契約はよく考えてから

サブリース契約は家賃保証が魅力的に映る反面、長期で見たときに契約条件がオーナーに不利になるリスクがあります。
契約更新時に保証額が下げられたり、管理費の負担が増えることも想定するべきです。途中解約の条件や更新時の家賃査定ルールなどを十分理解し、メリットとデメリットを天秤にかけた慎重な判断が求められます。
 

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新築か中古か?物件タイプ別のメリット・デメリット

一口にワンルームマンション投資と言っても、新築と中古では運用コストやリスクが異なるため、特徴を理解しましょう。
物件を選ぶ際に、新築と中古のどちらが良いかは投資家の目的や資金状況によって変わります。
新築なら入居者が付きやすい反面、購入価格が高めになる傾向があります。中古は価格が安い分、利回りが高いケースもありますが、老朽化や修繕費の負担リスクを考慮する必要があります。
 

新築ワンルームの特徴:節税と高い需要

新築物件は誰も住んだことがない清潔感や最新の設備が魅力となり、入居者を集めやすい傾向があります。
さらに減価償却による節税効果を得やすく、融資面でも銀行が積極的に対応してくれる場合が多いです。一方、購入価格が高めになることで月々の返済額が大きくなるため、物件の選定にはシビアな収支計算が求められます。
 

中古ワンルームの特徴:初期費用を抑えた堅実投資

中古ワンルームは売買価格が新築より低い分、自己資金や融資額を抑えられるメリットがあります。
築年数によっては家賃が安定し、実質的な利回りが高いケースも見受けられます。
ただし、耐久年数や設備の劣化が進んでいる場合は大規模修繕が必要になるリスクも増すため、購入前の調査が欠かせません。
 

物件選定時に必ず確認すべき耐久年数や修繕履歴


中古物件を検討する際は、建物全体がいつどのような修繕を行ってきたか、修繕積立金が十分に確保されているかをチェックすることが重要です。
築年数が進んだ物件ほど設備の劣化も進んでおり、将来的な修繕費用を想定していないと収支計画が大きく崩れる可能性があります。
耐久年数やメンテナンス状況の把握こそが、堅実な投資の第一歩です。

成功率を上げるための堅実シミュレーション

リスクを想定した上でのシミュレーションこそが、ワンルームマンション投資の成功のカギです。
投資に伴うリスクを正しく見積もり、複数のシナリオで収支を試算することが重要です。最悪のケースでも資金繰りが回るかどうか、物件の選定やローン条件と合わせて検討しなければなりません。数字をしっかりと把握しておくことで、リスクが顕在化した際の対応策をスムーズに打つことができます。
 

管理費・修繕積立金の上昇リスクを加味する

マンションの管理費や修繕積立金は年々上昇する傾向にあり、将来的には負担がさらに大きくなる可能性があります。
新築でも中古でも、この費用を現実的に見積もっておくことで、賃貸収入に対して十分なキャッシュフローが確保できるか判断しやすくなります。
将来的な見通しを踏まえた上で、余力を残した資金計画を立てることが重要です。
 

ローン金利上昇のリスクを加味する

低金利下ではローン返済が楽に見える一方、将来的な金利上昇で返済額が増えれば収益が圧迫されます。変動金利を選んだ場合は、金利が数%上昇しても返済に耐えうるか綿密に試算しておくべきです。無理のない返済計画を組むことで、金利上昇のストレスに対応しやすくなります。
 

築年が経つほど空室リスクが上がることを意識する

築年数が古くなるほど設備や外観が劣化しやすく、他物件との競争力が落ちることで空室期間が長引くリスクがあります。
リノベーションや設備更新で魅力を維持することが重要ですが、費用面をしっかり計算する必要があります。
築古物件を狙う場合は、入居者が長期で住みやすい環境を整える工夫が求められます。
 

築年が経つほど修繕費用が上がることを意識する

古い物件は配管・電気系統から屋根や外壁まで、修繕が必要となる範囲が広がりがちです。
例えば水漏れが頻繁に起きる場合、建物管理会社の加入している保険が適用される場合もありますが、契約内容によっては補償されません。
また、補償される場合でも頻繁に漏水を起こすような物件の場合退去を早めてしまう可能性もあります。
投資を継続するためにも、定期的なメンテナンス計画と費用の備えを怠らないことが大切です。
 

売却のタイミングを見極める

ワンルームマンション投資は買いっぱなしではなく、売却益を得る出口戦略を意識することも大切です。
市場が過熱したタイミングで高値売却を狙う、または老朽化で価値が下がる前に売却するなど、状況に応じた判断が求められます。

仮に新築物件を35年ローンで購入した場合は完済時にまだ築35年ですが、築20年の物件を購入していた場合はどうでしょう。
35年ローン完済時には築55年の物件が手元に残ります。マンションは100年以上もつと言われてはいますが、外壁や共用部の陳腐化は免れないでしょう。

社長

代表取締役社長
山丸慎太郎

都心近接の便利なエリアの場合はまだ需要があるかもしれませんが、特に競合が多いエリアでは「売り時を逃した選ばれにくい物件」となってしまう可能性があります。

将来の売却を視野に入れながら運用を進めることで、投資全体のリターンを最大化する可能性が高まります。

まとめ:ワンルームマンション投資とリスクを正しく理解して賢く運用しよう

ワンルームマンション投資は、リスクを把握し適切に管理すれば、長期的なリターンが期待できる投資先となります。最後に重要ポイントを振り返ります。
ワンルームマンション投資の魅力は、比較的少ない資金で不動産投資に参入できる点と、需要の高いエリアを選ぶことで安定した収益を期待できる点にあります。ただし、空室リスクや物件価格の下落、修繕費用の増加などのリスクを軽視すると、大きな損失につながる可能性があることを理解しておくべきです。成功するためには、物件や融資の条件、そして長期的な修繕計画を含めた複数パターンのシミュレーションを欠かさず行い、リスクをコントロールしながら着実に運用を続ける姿勢が求められます。

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山丸 慎太郎
コラム監修 山丸 慎太郎
資格

宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士 / 住宅ローンアドバイザー

プロフィール

代表取締役社長

代表取締役社長

2007年2月フォースグループ創業以来、投資用不動産仲介の第一線でキャリアを積む。

中古ワンルームマンションはもちろん、不動産全般に関する多岐にわたる経験と知識でお客様からの信頼も厚い。

   

これまで400名以上のお客様の資産形成のお手伝いをしている。

このコラムを書いている人

マンション経営ラボ 編集者

マンション経営ラボ 編集者

最新の不動産投資情報や株式、投資信託、為替など幅広い投資コンテンツを掲載。 オーナー様自身で最適な不動産の購入・売却・運用の判断材料になる情報をタイムリーに提供いたします。

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