サラリーマンがマンション経営を 成功させるためのポイント

公開日2023/10/16
更新日2023/10/02

サラリーマン投資家年々将来へのお金の不安が大きくなっていく中で、時間と労力にあまり縛られないマンション経営は、サラリーマンの副業として多くの注目を集めています。

しかし、本業とマンション経営を両立できるか不安で踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな方のために、サラリーマンでもマンション経営を成功させるために欠かせないポイントを解説していきます。

サラリーマンがマンション経営をするメリット

メリット・デメリット

1、生命保険代わりになる

不動産投資用の物件購入時には一般的に不動産投資ローンを利用するので、融資を受ける際には団体信用生命保険に加入します。

この保険に加入していることで、融資を受けた本人が死亡、もしくは高度障がい者となった場合、ローンの残債がゼロになるのです。

残された家族には無借金状態の物件と、毎月の家賃収入が生活費として入るので生命保険の代わりになると言われています。
 

2、私的年金になる

年金の受給年齢が上がっているのに加えて受給額も低下しているため、老後の暮らしに不安を抱える方も多いと思います。

マンション経営を行うことで老後に向けての資産形成ができたり、退職後も安定した収入が入るので、老後の私的年金になるのです。
 

3、少ない自己資金で始められる

マンション経営は融資を受けることでレバレッジを効かせることができる投資方法なので、物件購入時に不動産投資ローンを組むのが一般的です。

ローンの返済にも家賃収入をあてるので、自己資金を最小限に抑えて投資することが可能です。

また、融資を受ける際は審査がありますが、サラリーマンは会社という大きな信用があるので、審査も通過しやすく融資を受けるのに有利であると言えます。
 

4、本業への影響が少ない

マンション経営は一定の規模以上になると副業に該当しますが、原則として副業とはみなされません。

また、マンション経営で発生する物件の管理や入居者対応などの業務は、基本的に管理会社に委託することができるので、本業に影響が出るようなことはほとんどありません。

そのため、サラリーマンとマンション経営は両立しやすいと言えます。

サラリーマンがマンション経営を成功させるポイント

1、管理を委託する

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サラリーマンがマンション経営を成功させるためには、賃貸管理を管理会社に依頼することは欠かせません。

賃貸管理費を節約するために自分で管理を行い、手が回らなくなって入居者が決まらない・退去してしまうという流れがサラリーマンのマンション経営でよく聞く失敗の1つです。

マンション経営では、入居者の生活リズムに合わせた対応が必要なケースが多くありますが、本業があるサラリーマンは問い合わせなどの対応ができる時間が限られてしまいます。
 
その結果、
・入居者に対応が疎かになることで不満が溜まり退去されてしまう
・本業以外の時間を管理に当てることで負担が増えて本業に悪影響を与える
など、様々な問題が起こってしまいます。
 
空室が生まれてしまうのは不動産投資が失敗する大きな要因の1つですし、本業があっての副業なので本業に悪影響を与えては元も子もありません。

ストレスなくマンション経営を成功させるためにも、賃貸管理は管理会社に任せることをオススメします。
 

2、不動産会社の話を鵜呑みにしない

マンション経営を成功させるためには、自分で勉強して正しい知識を持って判断することが重要です。

不動産会社の話を鵜呑みにして、家賃収入が安定しない不良物件を購入してしまったという失敗も多く聞かれます。

悪質な不動産会社から不良物件を購入しないようにするためにも、本やWEBメディア、様々な人の意見を聞くなどして勉強し、正しい知識を身に着けたうえで物件を見極めるようにしましょう。
 

3、節税目的だけで始めない

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マンション経営において、「不動産を持っていれば節税効果があり本業の収入が増える」という話をよく聞きます。

ただ節税になる条件としてマンション経営が赤字であることが必要です。

不動産投資の収入とサラリーマンの収入を合算して確定申告をする必要がありますが、その時に赤字が出たら、その赤字をサラリーマンの本業収入から差し引くことができます。そのため、課税される所得金額が下がって税額も低くなるため、本業で納付した所得税や住民税が還付されるのです。
 
しかし、赤字になる可能性があるのは物件購入直後は様々な経費が発生する1〜2年程度です。物件の購入から3年目以降は普通に運用できれば家賃収入が安定するので、節税効果は期待できなくなるでしょう。

本来、マンション経営を行う目的は家賃収入を得ることのはずです。節税効果は複次的なものなので、それだけを期待して始めるのではなく、老後の資金準備など他の目的をきちんと持っておくことが大切です。

まとめ

今回は、サラリーマンがマンション経営を成功させるためのポイントをご紹介しました。

成功すれば利益も大きいですが、投資である以上リスクはつきものです。

しかし、きちんと対策を立てることで回避できるリスクもたくさんありますので、正しい知識を身に着けてマンション経営を成功させましょう。

このコラムを書いている人

新田 知也

新田 知也

2015年 株式会社FGH入社 静岡県出身 不動産仲介営業、マーケティング戦略、DX戦略、当社独自サービス「投資スケルトン」開発の経験を経て、2021年にマーケティング部を立ち上げ。 2022年4月 同社執行役員に就任。 リアルとデジタルの融合をテーマに様々なコンテンツの企画、プロデュース、ディレクションを担当。お客様に「驚き」と「感動」をお届けいたします。

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