【保存版】ワンルームリノベーション費用のすべて:相場・抑え方・事例
投稿日2020/05/17

ワンルームのリノベーションを検討する際、費用相場や業者選びなど押さえるべきポイントは多岐にわたります。本記事では、リノベーションの基礎知識から具体的な費用を安く抑えるコツまで徹底的に解説します。
空室対策や快適な居住空間を目指すうえで、入居者にもオーナーにもメリットの高いワンルームリノベーションを、ぜひ最後までご覧ください。
\ FGHにおまかせ /
リフォームとリノベーションの違いを押さえよう
住まいの改修工事には「リフォーム」と「リノベーション」という用語がありますが、それぞれ意味や目的が異なることをご存知でしょうか?
リフォームとは?
リフォームの最大の特徴は、経年劣化や故障部分の修繕が中心となる点です。
壁紙の汚れを張り替える、古くなったキッチンを同等のグレードで入れ替える、フローリングを補修するなどが該当します。
費用は比較的安価に抑えられ、工期も短いことが多いため、緊急的なメンテナンスや原状回復の目的で行われることが一般的です。
賃貸物件の場合は、退去後のクリーニングや軽微な補修をリフォームで対処するケースも多く、10~15万円程度の予算を見ておくと安心です。
リノベーションとは?
リノベーションは、既存の住空間に新しい付加価値をもたらすことを重視します。間取りの大幅な変更や、水回りや内装を一新するなど、住環境やデザイン性を大きく変化させる改修が主流です。
目的は居住性の向上や物件価値のアップであり、部屋全体の印象を大きく変えられる点が魅力です。ワンルームでも収納を増やしたり、キッチンやバスルームを最新の設備にするなどの選択肢が広がります。
ただし工事範囲が広がるほど費用や工期も高騰する点に留意が必要です。将来的な投資効果や満足度を見据えて、リノベーションを計画することが大切です。
ワンルームならではの特徴
ワンルームは面積が限られるため、単一空間をいかに効率的に使うかが重要になります。間取りや家具の配置によっては、狭く感じられてしまう場合もあるので、導線や収納スペースの工夫がポイントです。
キッチンやバス、トイレなどの水回り設備が一か所に集まっているケースが多く、そこを一新するだけで部屋のイメージや生活の利便性が大きく向上します。
また、内装や照明を洗練させることで、同じ広さでもより開放的で快適な居住空間を実現できるため、オーナー目線でも価値が上がりやすいと言えます。
ワンルームのリノベーション費用相場と目安
ワンルームのリノベーション費用は、規模や選ぶ設備、デザインによって大きく変動します。まずは大まかな相場感を知りましょう。
一般的に、原状回復工事であれば10~15万円程度から、軽度の部分リフォームであれば数十万円まで幅があります。たとえば、水回り設備だけ交換する場合は20~100万円前後と、選ぶ設備や素材によって大きく異なります。
フルリノベーションになると、スケルトン状態から全体を作り直すケースもあり、300万円以上の予算を要することが珍しくありません。
キッチンやユニットバスなどの高性能設備を導入するとさらに費用がかさむことを覚悟しておきましょう。
近年では「パック型」や「定額制」のリノベーションプランを提供する企業も増えています。
複数項目をまとめてお得に工事でき、見積もりの管理もシンプルになるため、コストを抑えたい方やオーナーに人気が高いサービスです。
原状回復工事の費用
解約後のクリーニングやクロスの張替えなどが中心で、10~15万円程度が相場となります。ワンルームでは広さが限られているため比較的安価に済む一方、退去時の損耗が大きい場合は追加費用が発生することもあります。
賃貸経営の場合は、入居者の退去ごとにある程度の原状回復作業が必要になるため、毎回の費用負担を計算しておくことが肝心です。
また、あまりに古くなった設備がある場合には、原状回復の範囲を超えてリノベする方が長期的には安くつくケースもあるので、状況を見極めて検討しましょう。
部分リフォーム・部分リノベーションの費用
水回りや内装といった、一部の設備や空間だけを刷新する場合は、20万円から数十万円まで幅があります。
キッチンやユニットバスの部品を交換するだけでも、見栄えや生活の質が大きく向上します。
フルリノベーションの費用
スケルトン状態まで解体し、間取りから設備まで一新するフルリノベーションでは300万円以上かかることが多くなります。間取りを大幅に変える場合や、最新設備を導入する場合には500万円以上の事例も見受けられます。
ただし、大規模工事を行うほど物件自体の資産価値や人気度が向上し、家賃設定を上げられる可能性も高くなります。投資用としてリノベーションを行う場合は長期的な利回りも考慮するとよいでしょう。
複数の施工会社に相見積もりを取り、デザインとコストのバランスを見極めることで、納得のいくフルリノベーションを進めやすくなります。
定額制リノベーションのメリットと費用帯
定額制リノベーションプランは、キッチンや浴室、内装などの改修がセットになり、あらかじめ提示された料金で工事が行われます。例えば50万円や100万円など、予算が明確なため大幅な追加費用のリスクが低いのがメリットです。
料金プランによって選べる設備やデザインが限定される場合もありますが、賃貸物件のオーナーにとっては空室対策としてコストを抑えながら魅力的な内装にできる点が人気を集めています。
ただし、プランに含まれない工事やオプションを追加すると、追加費用がかかることもあるため、契約内容をよく確認しておくことが大切です。
ワンルームの部位別・設備別のリノベーション料金と注意点
設備や内装の状態によって、各部位の改修にかかる費用は大きく異なります。予算配分と注意点をまとめました。
水回りの設備変更や壁紙の貼り替え、床材の変更など、改修部位ごとに費用は異なります。同じ予算でも、選ぶ素材やデザインによって仕上がりの印象やメンテナンスコストにも差が出ます。

キッチン
一般的な費用:15~35万円
I型の壁付けキッチンやコンパクトキッチンがワンルームでは主流です。設置面積が小さい分、コストを抑えつつも機能的なキッチンを選ぶことができます。
換気設備やコンロの仕様、収納スペースのレイアウトをどうするかは日常の使い勝手を大きく左右します。見た目だけでなく、実用性も重視して選ぶとよいでしょう。
賃貸向けの場合は耐久性や清掃性もポイントとなり、ステンレス製シンクや簡易的なグリルなどが好まれる傾向にあります。
風呂
一般的な費用:約40~70万円
ユニットバス全体を交換するか、バスタブやカランなど一部のみを交換するかで費用が変わります。一般的なユニットバスの交換は40~100万円程度が目安です。
シャワーのみを設置することでスペースを有効活用し、より広い洗面スペースを確保するリノベーション事例も多く見られます。
快適性を重視するなら断熱性能の高い浴槽や換気乾燥機能の追加が効果的ですが、その分費用もかかるため、予算とのバランスを検討しましょう。
トイレ
一般的な費用:約10~20万円
基本的な洋式トイレの交換は10~20万円、温水洗浄便座を追加するとさらにコストが上がることがあります。タンクレスにすると見た目がすっきりし、高級感を演出できますが、配管工事が追加される場合もあります。
また、トイレの位置を移動する際には、排水管や給水管の変更が必要となり、大幅な工事費用がかかるリスクがあります。
賃貸物件では、ある程度のグレードでも十分入居者満足が得られやすいため、必要以上に高級仕様にしなくても良い場合があります。
壁紙の張替・補修
一般的な費用:約5~12万円
ワンルームの壁紙は部屋全体の雰囲気を大きく左右します。新しく張り替えるだけで、築年数の古い部屋でも明るく清潔感のある印象に変えられます。
部分的な補修で済む場合は費用も抑えやすいですが、汚れや傷みが広範囲にわたる場合は全面的な張り替えを検討するのがおすすめです。
アクセントクロスを一部に取り入れて部屋に変化をもたせる事例も多く、オーナーが差別化を図るのにも有効な手法です。
床材の交換・補修
一般的な費用(床クッションフロア張替):約5~10万円
一般的な費用(床フローリング張替):約10~15万円
フローリングやクッションフロア、フロアタイルなど、床材にはさまざまな選択肢があります。耐久性や肌触り、遮音性能などを考慮して選ぶことが重要です。
コストを抑えたいならクッションフロアやフロアタイルが人気で、賃貸物件でも取り入れやすい素材と言えます。高級感を出したい場合は無垢フローリングなどを検討するのもよいでしょう。
床が傷んでいる場合は部分補修や重ね貼り工法も可能ですが、下地の状態が悪いとトラブルが起きやすいので、施工前の下地確認が大切です。
手軽にできる部分リフォーム
そこまで予算をかけずにグレードアップできるアイデアをご紹介します。
中には自分でDIY施工できるようなものもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
・キッチンの水栓金具を浄水器内蔵型に変更する(予算約3万円)
・壁紙を張り替える際、一面だけグレードアップする(予算約1万円)
・スイッチのパーツをグレードアップする(予算約1万円)
・玄関をクッションフロアから塩ビタイルに変更する(予算約3万円)
意外と費用をかけずにグレードアップして見える部分は多いため、SNSなどでも積極的に情報収集してみましょう。
入居希望者によい印象を持ってもらうことができれば、家賃アップや満室率の向上につながります。
発注先による費用の違い
同じ工事内容でも、依頼先によって見積もり額やサービス内容が異なるのはなぜでしょう?
ワンルームのリノベーションを依頼する際、大手リフォーム会社、地元の工務店、職人へ直接発注、一括見積サービスなど多様な選択肢があります。それぞれメリットとデメリットがあり、総費用や工事の管理体制に違いが出ます。
物件の規模や改修内容、納期などを踏まえ、最適な依頼先を慎重に選ぶことが理想です。見積もりの比較や保証内容のチェックは、コストを抑えながら安心して施工を任せるうえで欠かせません。
自力でリノベーション計画を管理するのが難しい場合は、実績豊富な会社に一括で依頼するのも選択肢の一つですが、その分コストが上がる可能性があります。
大手リフォーム会社・管理会社
大手リフォーム会社や管理会社はブランド力や信頼性が高く、施工実績や保証体制も充実していることが多いです。工期や品質管理が体系化されているため、トラブルリスクも比較的低い傾向にあります。
ただし、人件費や広告費などが上乗せされるため見積もり価格は高めになることがあります。安心を重視するオーナーに向いていますが、予算重視の場合は比較検討が必要です。
さらに、大手の管理会社の場合はフルリノベーションのプランや定額パックなどを用意しているケースもあり、追加工事を含めたしっかりとした提案を期待できます。
地元工務店や職人へ直接依頼
地元の工務店や職人に直接依頼する場合、中間マージンが発生しにくい分、全体の費用を抑えられる可能性があります。地域に根差した業者ほど、土地勘や建物の特性を踏まえた提案が受けられることもメリットです。
しかし、見積もりやスケジュール管理、品質チェックなどを自分で行う必要があり、管理負担が大きくなる場合があります。トラブル時にも自分で調整・交渉する必要がある点には要注意です。
リノベーションの知識や経験がある程度ある方や、工事を細かくコントロールしたい場合に向いています。
ホームセンター・量販店
部分的なリフォームや、設備の交換を考えている場合は、リフォーム業者や工務店に発注するよりもホームセンターなどで器具込みで発注する方が安く上がる場合もあります。
軽微な工事であればホームセンターや量販店なども候補にいれてみましょう。
紹介サイトや一括見積サービスを活用するメリット
複数のリフォーム会社に一括で見積もり依頼ができるサービスを利用すれば、簡単に相見積もりが取れます。価格やプランを比較しやすく、結果としてコストダウンに繋がる可能性があります。
エリアや工事内容に応じて最適な業者を把握できるため、初心者でも候補をピックアップしやすい点が利点です。
ただし、サイトに掲載される業者のラインナップや実績は様々であり、必ずしも高品質な施工が約束されるわけではありません。口コミや実例をよく確認することが重要です。
費用対効果重視!投資としてのワンルームリノベーション
自宅用だけでなく、投資目的でもワンルームのリノベは魅力的。長期的視点で収益性を高めましょう。
リノベーションしたワンルームは、家賃設定を高めにしやすく、入居者にとっても魅力的な設備や内装が提供できるため、空室リスクを抑える効果が期待できます。収益性の向上と資産価値の維持に直結する大きなメリットです。
同時に、エコリフォーム減税や自治体の補助金制度などを活用できれば、初期投資を抑えながらアップグレードを図ることができます。工事費用は一時的な負担も大きいですが、家賃収入で回収しやすくなる可能性もあります。
築年数が古い物件でも、しっかりとしたリノベーションを施せば住まいやすさとデザインを重視する若年層のニーズを取り込めるため、安定した長期運用を目指せるのが大きな魅力と言えます。
入居率アップと家賃設定の相乗効果
新しいキッチンやバスルーム、洗練された内装は入居者にとっての魅力が大きく、募集開始と同時に問い合わせが増えることが期待できます。リノベーションによる付加価値が高いため、少し高めの家賃設定でも入居希望が集まりやすくなります。
部屋の質が向上すると退去率が下がり、長期間の入居につながるケースも見受けられるため、利回りを安定させる要因にもなります。
ただし、家賃を過度に高額に設定すると、入居者の範囲が限られる恐れがあるので、周辺相場とのバランスが大切です。
税制優遇や補助金制度の活用でコストを抑える
リノベーション費用の一部を補助してくれる自治体もあり、省エネ設備を導入した場合はエコリフォーム減税など税制優遇を受けられる可能性があります。
自治体ごとに制度の内容は異なるため、物件所在地の情報を丁寧に調べることが重要です。助成金や補助金を上手に使うことでリノベーション費用を抑え、投資効率を高めることができます。
適用条件や申請手続きがやや複雑なケースもあるため、事前に施工会社や自治体へ確認し、スケジュールに余裕を持って手続きを進めましょう。
安定した物件運用と長期的なリスク分散
古いワンルームでも、リノベーションによって設備や内装を一新すれば、物件寿命が延びるだけでなく、人気エリアであれば高い入居需要を見込めるようになります。
家賃収入が安定することで、ローン返済や次の投資に向けた資金計画も立てやすくなります。複数の物件を所有し、同様のリノベを進めることでリスクを分散することも可能です。
投資としてワンルームのリノベーションを考える場合は、資金繰りと収支計画を明確にし、将来の市場動向も見据えた判断が求められます。
トラブルを避けるための注意点
リノベーション工事はトラブルが起きやすいもの。計画段階での対策によりリスクを最小化しましょう。
せっかくコストをかけてリノベーションをしても、完成後にトラブルや手戻りが起きると追加費用が発生してしまいます。よくあるトラブル例としては、完成イメージの不一致や工期の遅延、契約内容の曖昧さによる追加費用請求などが挙げられます。
計画段階でゴールや仕様を明確にし、見積書や契約書に具体的な工事内容や保証範囲を記載してもらうことは非常に重要です。
また、工事期間にも注意を払い、入居者募集のタイミングや自宅の場合は引っ越し日程との兼ね合いを考慮して余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。
イメージのすり合わせと明確な契約内容
たとえ文章や口頭で大まかなイメージを共有していても、仕上がりの色味や質感が想定と異なるケースは多くあります。サンプルや実例写真を活用し、施工会社と細かい部分まで認識を合わせることが大切です。
契約内容は工事範囲だけでなく、使用する材料や設備のメーカー、型番まで明記してもらうと後々のトラブルを防止できます。
追加工事が必要になる場合、当初の見積もりから大幅に予算オーバーすることもあるため、工事途中の変更点についても確認する仕組みを用意しておくと安心です。
工期・スケジュール管理の重要性
リノベーションの工期が遅れれば、賃貸物件ならば家賃収入に直結する影響が出ます。あらかじめ余裕を持ったスケジュールを設定し、業者との連絡を密にする必要があります。
不測の事態で工事が延びた場合でも、代替案や応急対応ができるように準備しておくと、ダメージを最小限に抑えられます。
スケジュールを管理するためには、定期的な進捗確認や打ち合わせを行い、問題があれば即座に共有・対処する体制が重要です。
アフターサービスと保証内容の確認
完成後に不具合があった際、どの程度の期間・範囲で無償修理に対応してもらえるかをチェックしましょう。水漏れや設備の初期不良など、早期に発見されるトラブルは意外と多いものです。
保証期間が短いと、将来的に想定外の出費が発生するリスクが高まります。長期保証を提供している施工会社は、施工品質に自信があるとも言えます。
アフターサービスの連絡体制や対応スピードも重要です。入居者からのクレーム対応などで遅れが生じないよう、施工会社や管理会社との連携を密にすることをおすすめします。
まとめ
ワンルームのリノベーションは限られた空間を最大限に生かし、投資効果を高めるチャンスでもあります。費用相場や注意点を把握し、理想の仕上がりを目指しましょう。
リフォームに比べて自由度が高いリノベーションは、住空間の価値を大きく飛躍させる可能性を秘めています。小規模のワンルームだからこそ、水回りや収納などの要点をしっかり押さえれば、短い工期と比較的低コストで劇的な変化をもたらすことができます。
投資としても魅力的であり、現行の家賃相場を上回る設定に挑戦したり、安定した稼働率を確保したりすることが期待できます。しかし、施工会社選びや工期、保証内容など、計画段階での見極めが失敗しないための大切なカギとなります。
ある程度の予算感とリスクマネジメントを頭に入れて、納得のいくリノベーションを実現することで、ワンルームの空間を最大限に活かし、快適な住まいや安定した賃貸経営へとつなげていきましょう。
\ FGHにおまかせ /
宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士 / 2級ファイナンシャルプランニング技能士 / インテリアコーディネーター
株式会社FGH マーケティング部
新卒以来、不動産業界・建設業界に一貫して従事し、投資用ワンルームマンションの売買・管理・活用に関する豊富な実務経験を積む。
専門知識を活かしつつ、初心者の方にもわかりやすく情報を届けることをモットーに、コラム執筆や監修にも携る。
プライベートでは2児の母。家庭でも「お金の大切さ」を子どもと一緒に学びながら、楽しく金融教育に取り組んでいる。
このコラムを書いている人

マンション経営ラボ 編集者
最新の不動産投資情報や株式、投資信託、為替など幅広い投資コンテンツを掲載。 オーナー様自身で最適な不動産の購入・売却・運用の判断材料になる情報をタイムリーに提供いたします。
関連する記事






