個人型確定拠出年金をはじめてみた

公開日2022/06/06
更新日2023/12/05

NISA、IDECO
みなさんは国民年金・厚生年金以外に将来・老後のためにどのような対策を講じているでしょうか。
 
お恥ずかしながら、わたくしは養老保険以外にこれといった対策を講じてきませんでした。
 
前々からNISA・IDECOに興味はあったものの「よく分からない」「手続きが大変そう」という理由で敬遠していたのです。
 
今回はそんなわたくしが、ついにエイヤッと着手した際の経験をお話ししたいと思います。

ついに動き出した訳

いくつかの要因がタイミングよく重なったこともありますが、決め手は社長から頂いたとある一冊の本でした。
 
きっかけは社内で資産運用などについて考える機会があり、国民年金や厚生年金の平均受給額を調べて愕然としたことが始まりでした。
 
また、手元にお金を持っているとついつい使ってしまうという自分の悪い癖を抑えたいと考えていたこともタイミングが良かったと思います。
 
しかし、それでもまだ前述した「よく分からない」「手続きが大変そう」という理由が頭をよぎり行動に移せずにいました。
 
そんな時、一冊の本に書かれた「決断・断行」の大切さを読み、多少の不安があっても行動することにしたのです。

まず初めに何をしたか

NISA・IDECOをはじめることを決意したわたくしですが、早々に“どこに相談すべきか”という悩みを抱えていました。
 
相談先としては「金融機関」「証券会社」、手段として「窓口」「インターネット」などがありますが、選択肢が多く、企業ごとの違いもわかりません。
 
そこで頼りにしたのは、とある専門雑誌です。
 
その本にはIDECOの金融機関ランキングと証券会社ランキングが掲載されており、企業ごとの特徴なども載せられていました。
 
「証券会社」より「金融機関」のほうが身近に感じるわたくしは、ランキング一位になっていた金融機関を選ぶことにしました。

金融機関にて

翌日、某金融機関に向かったわたくしは僅かな知識を携えて、受付に赴きました。
 
事前にしっかり調べるということが苦手な性分なので、はじめのうちは不安でいっぱいでしたが、窓口で不安を取り除くための質問を行っているとだんだん落ち着いてきました。
 
担当者の説明はとてもわかりやすく、生活がひっ迫しないよう掛金額を最低額に抑えてから、将来の状況に応じて途中で掛け金を増やすこともできると知り、慎重な人でもはじめやすい印象を受けました。
 
手続きも必要な書類はいくつかありましたが申請自体は難しくなく、時間はかかったものの基本的にストレスなく完了することができました。

おもしろいところ

IDECOの特徴は多くの方がご存じのように、掛金拠出時、運用中の益金、受領時のいずれの場面でも何かしらの税金優遇措置があることが一番のメリットです。
 
デメリットは60歳までは途中解約できないことですね。
 
そしてIDECOはベースが投資信託なので、株式、債券、不動産投資信託(REIT)から自分の好みに合わせてカスタマイズでき、性格などが顕著に反映されておもしろいと思います。
 
ハイリスクハイリターンの株式を狙うか、ローリスクローリターンの債権で無難にいくか、もっと細かくバランスよく構成するか考えるのも楽しかったです。

若い方へ

わたくしは齢40歳を超えて加入することとしましたが、早く加入すればそれだけ将来への不安を薄めることができます。
 
将来のビジョンがふと頭がよぎった時がはじめるチャンスであり、視野を広げるチャンスでもあるため、興味がある方はぜひNISA・IDECOについて調べてみてください。

年金制度がよくわかる

このコラムを書いている人

相馬將志

相馬將志

千葉県出身 お風呂での鼻歌がいつの間にか熱唱にギアチェンします。 保有資格:宅地建物取引士/管理業務主任者/賃貸不動産経営管理士/マンション管理士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/簿記2級

関連する記事