新駅誕生が与える影響
2020年3月に山手線に新駅「高輪ゲートウェイ駅」が誕生し、早くも2年が経とうとしています。
新たな駅の誕生は周辺の不動産相場や商業施設の発展など様々な変化をもたらし、多くの人に影響を与えます。
今回は来年誕生予定の新駅について書いてみました。
幕張豊砂駅誕生!?
JR京葉線に来年『幕張豊砂駅(まくはりとよすなえき)』という新駅が誕生するそうです。
場所は海浜幕張駅と新習志野駅の間にあるイオンモールの傍に出来る予定で、子供の頃から身近な存在であった沿線での新駅誕生は私にとって何とも楽しみな出来事の一つです。
自動車を持たない私にとって巨大なイオンモールでの買い物はいささか不便なものでした。
しかし新駅ができることで利便性は大きく変わり身近なものになることは間違いないでしょう。
他にもコストコが隣接しておりやはり恩恵を受ける人がでてくるかもしれません。
新駅が与えるマイナス要素
先程は新駅誕生における利点を私の主観を含め書きましたが、一方でマイナス要素として働く懸念も持っています。
というのも、新駅を挟むように存在することとなる海浜幕張駅と新習志野駅はどちらもショッピングセンターが駅前に存在しているのですが、この集客力が危ぶまれるのではないかと考えているからです。
特に海浜幕張駅は改札出て左右の出口にそれぞれショッピングセンターが存在し他にも三井アウトレットパークや飲食店を多く入れた商業ビルが隣接しています。
すでに飽和状態ともとれるこの環境において今回の新駅誕生は大きな影響を与えるには充分すぎる要因といえましょう。
新駅誕生を受けてこれらの商業施設がどのような差別化を見出すのかそれとも淘汰されていくのか今後の動向が気になるところです。
新駅が与える不動産への影響
通常、新駅が誕生すると併せて周辺の不動産価値が上がったり、マンション建設が進んだりします。
しかし、今回幕張豊砂駅ができる場所は内陸側に免許センターやオフィスビルが建ち、東関東自動車道を挟んでより内陸側に入ったところにようやくマンションが現れる場所になっています。
一方、海側はマリンスタジアムや幕張メッセ以外にはこれといった建造物は無く広大な公園が広がるという状況です。
そのため、一般的にイメージする不動産価値上昇の恩恵を受けるということはないように感じますが、こういった環境の中で新駅を中心にどのように街が発展していくのか興味があります。
来年の新駅誕生から何年後かにまた書く機会があれば、その間に生まれた変化について書きたいと思います。
このコラムを書いている人
相馬將志
千葉県出身 お風呂での鼻歌がいつの間にか熱唱にギアチェンします。 保有資格:宅地建物取引士/管理業務主任者/賃貸不動産経営管理士/マンション管理士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/簿記2級
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