
その団信に特約がついているか今すぐ確認しなさい
こんにちは 山丸です。今回は不動産を購入する時に加入する団体信用生命保険について書きたいと思います。
団体信用生命保険(以下団信)とはローン債務者が債務履行中に死亡、または高度障害状態に至った場合にローン残債を弁済してくれる、いわば住宅ローン専用の生命保険です。
その支払いは団信保険料をローン契約時に支払うか、保険料を金利に上乗せされて加入します。
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高度障害というのは
✅ 両目の視力をまったく永久に失った状態
✅ 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失った状態
✅ 中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要する状態
✅ 胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要する状態
✅ 両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永遠に失った状態
✅ 両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永遠に失った状態
✅ 1上肢を手関節以上で失い、かつ1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失った状態
✅ 1上肢の用を全く永久に失い、かつ1下肢を足関節以上で失った状態
住信SBIネット銀行HPより
つまり、支払いを出来ないような状態になった場合、保険金で残債が弁済されるということです。
なので不動産投資を購入する目的の一つとして生命保険代わりに所有されているという方も少なくありません。
ただ本当に保険の代わりになりえるのでしょうか?
厚生労働省が発表している40歳~89歳の死因順位によると
1位は悪性新生物(癌)です。圧倒的です。
これは私の知人の話ですが、2012年に新築ワンルームマンションをフルローンで購入しました。
間もなくステージ4の癌と診断後、手術で回復し、なんとか仕事に復帰しました。
しかし今まで通りの働き方ができず、収入が減り生活が一変してしまいました。
もちろん団信には加入していましたが、保険金は下りませんのでローンの支払いは止みません。
当の投資物件は収支状況が若干マイナスになってしまってる状況で経済的に厳しい状態でしたが、良いタイミングで売却することが出来たので事なきを得ました。
投資物件ではない実住用の住宅ローンでは、三大疾病特約や八大疾病特約付きの団信はよく見かけますが、投資用ローンになりますと、特約を付けてない(付けられない)事も多いのです。
人はすぐに死亡するケースよりも、病気になり闘病期間を経てお亡くなりになる事が多いので、一概に団信が生命保険代わりとして安心と考えてしまうのは少々危険なのかもしれません。
まだローンが25年以上残っているなら
まずは現在の団信に特約が付いているか確認しましょう。
長期的に不動産を運用し相続財産として遺族に継承する事が目的であれば、多少経費が要るにしても三大疾病特約付きの団信に借換を検討しても良いのかもしれません。
私もそうなのですが”保険”といわれると、なんとなく出費しても仕方のないもので「人生の必要経費」みたいな感覚に陥りますが、あくまでも不動産投資は”投資”であって、リスクを抱えるからにはリターンを得なければ成立しません。
ローンが25年以上残っていて、疾病特約付き団信でもなく、収支状況が芳しくないのであれば売却を検討してみるのも良いかもしれません。