ワンルームマンション投資を途中でやめたいと思う理由

公開日2025/03/20
更新日2025/03/21

はじめに

  • ワンルームマンション投資(不動産投資)を行っているみなさんは、途中で投資をやめたいと思ったことはありますか?
  • 投資を終えるタイミングについて「出口戦略を考える」ともいいますが、出口戦略まで考えてワンルームマンション投資を始められる方は少ないと思います。
  • 今回は、ワンルームマンション投資を途中でやめるべきケースやベストなタイミングについて解説していきます。

ワンルームマンション投資を途中で やめたいと思う理由

ワンルームマンション投資を途中でやめるべきケース

ワンルームマンション投資を途中でやめるべきケースの多くが、毎月の収支が赤字の場合です。
 
継続して赤字が増え続けるようであれば、「損切り」の判断も必要になってきます。
赤字となる要因としては、空室となり家賃収入が途絶えた場合や、修繕費や維持費により年間赤字になる場合などさまざまです。家賃収入は入るものの維持費などで黒字にならない場合は、ズルズルと投資を続けてしまう方が多いでしょう。
 
空室率が低い状況であったとしても、想定外の出費が多いとキャッシュフローが悪化します。例えば、想定外の出費には、急な設備の故障(エアコンや給湯器等)による修繕費、退去が続いたことによる原状回復費用やハウスクリーニング費用などがあります。
赤字が続き、回復傾向にない場合は、投資をやめるタイミングといえるでしょう。
 
理想と現実のギャップに悩み投資をやめられない方も多いと思いますが、損失をこれ以上大きくしないためにも「損切り」の判断も必要です。

ワンルームマンション投資をやめるベストなタイミング

ワンルームマンション投資をする中で、確実に黒字になったタイミングもやめどきのひとつです。
通常黒字であれば保有したまま利益を増やしていけばよいと考えられますが、ワンルームマンション投資は出口戦略(投資を終えるタイミング)を考える必要があります。
というのも、不動産は築年数の問題と大規模修繕という支出に関する大きなイベントが存在します。
今は黒字でも年数が経つにつれて資産価値の下落や、修繕による支出が多くなり赤字となるリスクが高いのです。
 
黒字運営のワンルームマンションはそれだけで資産価値が高く、市場価格より高値で売れる傾向にあります。つまり、通常より大きな売却益を得るとともにリスク回避もできる状態なのです。
黒字運営を経験した後は高値で売却することも、ワンルームマンション投資の成功の一つでもあります。
 
また売却予想価格とローン残債を比較した際に、売却予想価格が上回る状態(アンダーローン)も売却のタイミングの一つです。決済後に手取りとして受取金額が残る場合となります。
一方でローン残債が上回る状態(オーバーローン)となれば、不足する金額を自己資金で準備するか、金融機関から新たなローン融資を受ける必要があります。完済できる分の自己資金がなければ、売却もままならず、ワンルームマンション投資をやめられない状態になってしまうのです。
 
もし、資金繰りが厳しいようであれば、無理して売却せずに次にご紹介する対策を取りながら様子を見ることも大切です。このタイミングについては、ワンルームマンション投資の専門不動産会社に相談してみるとよいでしょう。

やめるまえにできる対策

赤字を改善する対策の一つとして、賃貸管理会社を変更することがあります。
管理手数料の負担軽減を図ると、キャッシュフローの改善に繋がります。
ワンルームマンションを購入した際に不動産会社から指定もしくは勧められた賃貸管理会社に管理を任せることが一般的ですが、必ずしもその賃貸管理会社が適切な管理事務手数料の会社とは限りません。
手数料率が高すぎないか、同業他社と比較検討する必要があります。
 
またこれまでの管理実績を確認し、空室対策や家賃回収の実績の評価や、迅速な空室対策や、家賃滞納・トラブルへの対応力の評価、オーナーのニーズに合った管理体制かどうかを確認するといった点を総合的に勘案し、管理業務の改善が期待できる管理会社に変更することで、キャッシュフローの改善が期待できます。
 
また対策の一つとして、収入となる家賃の値上げがあります。
家賃の値上げでは、周辺物件の賃料など入居者が納得できるデータ(近隣相場よりも家賃を低めに設定している場合や、地価が上がり固定資産税が増額された場合など)を揃え、無理のない範囲で交渉を試みます。個人の方が入居者との交渉は難しいため、プロである賃貸管理会社にお願いしてみましょう。
月々の賃料収入が上がれば、キャッシュフローの改善ができるかもしれません。

ワンルームマンション投資をやめるときの注意点

ワンルームマンション投資をやめる際の注意点として、自己の判断だけでなく信頼できる不動産会社に売却の相談をすることが必要となります。
売却予想価格は仲介に入る不動産会社の力量によって市場価格より高くなることもあれば、一方市場価格より低くなることもあります。
またお持ちの不動産の収支状況によっていつ売却するのがベストなタイミングなのかは、プロに相談するのがおすすめです。

まとめ

今回はワンルームマンション投資を途中でやめたいと思う理由について解説いたしました。
ワンルームマンション投資を続けるべきか売却すべきかお悩みの方は、ぜひ弊社(FGH)にお気軽にご相談ください。

株式会社FGHは全国のワンルームマンション売却に特化した収益不動産の仲介業者です。

過去10,000件以上の取引実績、最新の取引事例、今後の経済情勢も踏まえ、お客様の様々な状況にあったオンリーワンプラン型のコンサルティングをさせて頂きます。

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このコラムを書いている人

YI

YI

神奈川県出身 保有資格:宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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