マンション売却は大手?中小?後悔しない不動産会社の選び方をプロが解説
【目次】

不動産投資の経験が浅い場合、大手と中小それぞれの特徴や強み・弱みが見えづらく売却先の選び方に不安を感じるケースが多くあります。
多くのオーナー様が次のような悩みを抱えて情報を探しています。
✅大手なら安心できそうだけど、対応が事務的にならないか不安
✅中小は親身に動いてくれそうだけど、売却力があるのか心配
✅自分の物件にはどちらが合っているのか判断がつかない
不動産会社の選び方次第で、売却価格に数十万円以上の差が出ることもあります。
だからこそ物件やご自身の状況に合った不動産会社を選ぶことが、後悔のない売却につながる重要なポイントになるのです。
本記事では宅地建物取引士・FP2級の専門家監修のもと、大手と中小の違いや物件タイプ別に適した会社選びのポイントを解説します。
大手不動産会社と中小不動産会社のそれぞれの定義は?
不動産会社の「大手」「中小」といった呼び方には、法律的な定義はありません。
一般的には、企業の規模や知名度などからイメージで使い分けられています。
本コラムでは大手不動産会社を「全国展開していて、誰もが一度は名前を聞いたことがある企業」、中小不動産会社を「商材や地域を絞り少数精鋭で運営している会社」と定義しています。
大手は知名度が高く豊富な実績や安定したサポート体制が魅力ですが、一方で中小は深い専門知識を生かした対応や、地元に根ざした柔軟でスピーディーなやりとりが強みです。
売却予定の物件やオーナー様の希望条件に合わせてどちらのタイプが合っているかを見極めることが、納得のいく売却成功につながります。
大手不動産会社のメリット・デメリット
大手不動産会社は知名度が高く取引実績も豊富なため、安心して選ばれることの多い選択肢です。
全国展開による集客力やサポート体制の充実といった強みも魅力ですが、すべての物件や売主に最適とは限りません。
物件の種類や価格帯によっては対応が後回しになることもあり、注意が必要です。
本章では大手に依頼する際のメリット・デメリットを整理し、適切な会社選びの参考になる情報をお届けします。
大手不動産会社のメリット
大手不動産会社には全国展開のスケールメリットや圧倒的な知名度や豊富な取引実績など、安心して任せられる要素が数多く揃っています。
「初めての売却で不安がある」「信頼できる企業にお願いしたい」というオーナー様にとっては、大手のブランド力やサポート体制が大きな安心材料となります。
取り扱い物件の種類も幅広く、エリアをまたいだ複数の不動産を一括で相談できる柔軟性も魅力です。
これから大手不動産会社ならではの強みを、具体的に解説していきます。
知名度がある
大手不動産会社はテレビCMやネット広告・電車内のポスターなど幅広いメディアで宣伝を行っており、多くの人の目に触れる機会があります。
「聞いたことがある会社」や「街でよく見かける店舗」が安心感につながるケースも少なくありません。
知名度の高さは、売却活動においてもプラスに働くことがあります。
広い集客力によって短期間で多くの購入希望者に物件を届けられる可能性が高いためです。
知名度がある企業はブランド力もあり、信頼感を重視する方にとって心強い存在といえるでしょう。
幅広い物件を扱っている
大手不動産会社は扱う物件の種類がとても多く、土地や一棟マンション・ファミリー向けの住宅・ワンルームマンションまで幅広く取り扱っています。
複数の物件を所有しているオーナー様にとっては、売却を一括で相談できることも大きなメリットといえます。
また支店ごとに異なるエリア情報にも精通しており、広い範囲の物件を一手に任せやすいのも特徴です。
売買以外にもリフォームや相続・税務の相談窓口がある企業もあり、総合的な不動産サポートが受けられる点も魅力です。
大手不動産会社のデメリット
大手不動産会社は安心感や実績の豊富さが魅力ですが、すべての売主様にとってベストな選択とは限りません。
投資用など専門的な対応が求められる場合、知識や経験にばらつきがあることも。
また物件によっては優先順位が下がることや、担当者が多忙で対応が事務的になることもあるため注意が必要です。
気をつけたいポイントは以下の3つです。
✅低単価物件はあとまわしになる可能性がある
✅専門知識に弱い可能性がある
✅担当者が多忙で事務的
低単価物件はあとまわしになる可能性がある
大手企業では取り扱い件数が多いため、物件ごとの優先順位が生まれがちです。
築年数が古かったり・面積が小さいワンルームマンションなど手数料が少なくなりがちな物件については、後回しにされる可能性もあります。
担当者が収益性の高い案件に注力してしまい対応が遅くなったり、売却戦略が手薄になってしまうリスクもあります。
売りたい物件の規模や条件によっては、しっかりと取り合ってくれるか事前に確認しておくことが大切です。
専門知識に弱い可能性がある
投資用マンションなど専門性が求められる物件を売却する場合、大手であっても十分な対応が得られないことがあります。
売買担当者の中には投資に関する知識や経験が浅い方もおり、表面的な提案になってしまうケースがあるためです。
例えば利回りの説明が不十分だったり、出口戦略の提案ができないといった問題が起きることも。
資産としての売却を考えている場合には、担当者の知識や過去の実績をしっかり確認することが重要です。
担当者が多忙で事務的
大手企業では取り扱う物件数が非常に多いため、営業担当者が一人で多くの案件を抱えていることも珍しくありません。
やり取りが形式的になったり進捗の共有が遅れるなど、細かいフォローが行き届かないことがあります。
売却が初めての方にとっては、不安や疑問を丁寧に解消してくれるかどうかが重要なポイントになります。
スピード感のある対応や親身なアドバイスを求めている方には、物足りなさを感じる場面も出てくるかもしれません。
中小不動産会社のメリット・デメリット
中小不動産会社は大手に比べて規模は小さいですが、物件やエリアに対する深い理解や柔軟な対応力など独自の強みを持つ会社が数多くあります。
「密なやりとりを重視したい」「投資用不動産に詳しい担当者に任せたい」「地域に詳しい担当者に任せたい」と考えている方にとっては、選択肢として十分に検討する価値があります。
ただし会社ごとの対応力や集客力にはばらつきがあり、事前の見極めが重要です。
本章では中小不動産会社に依頼する際のメリットとデメリットを整理して解説します。
中小不動産会社のメリット
中小不動産会社は、大手に比べて規模は小さいものの、商材・地域密着型ならではの柔軟な対応や、担当者とのきめ細やかなやりとりが魅力です。
「一人の担当者に丁寧に対応してほしい」「物件の特性をしっかり理解してほしい」といったニーズを持つ方には、むしろ中小の方が合っている場合もあります。
これから中小不動産会社ならではのメリットを3つご紹介します。
✅やりとりが密で手続きがスムーズ
✅実践的なノウハウがある
✅買主のネットワークが強い
やりとりが密で手続きがスムーズ
中小の不動産会社では営業担当が契約から引き渡しまで一貫して対応するケースが多く、やりとりがスピーディーで丁寧な印象を持たれることが多いです。
大手の場合は契約関連の業務が本社など別部署に集約されていることもあり、伝達や確認に時間がかかることがあります。
中小ではその場で確認・対応できるため、手続き全体がスムーズに進みやすいという特徴があります。
また担当者との距離も近いため、細かな質問にもすぐに答えてもらえる安心感があります。
初めて売却する方には、寄り添ったサポートを求めやすい点がメリットといえるでしょう。
実践的なノウハウがある
中小の不動産会社は商材や地域を絞った営業スタイルを取っているため、特定の物件事情に精通しています。
投資用マンションや中古ワンルームなど特定の物件タイプに特化した中小不動産会社も多く、専門的な知識と豊富な経験に基づく対応が可能です。
特化型の中小不動産会社では、過去の売却事例やデータに基づいた実践的で具体的なアドバイスを提供しています。
多くの現場を経験してきた中小不動産会社の担当者は、机上の理論ではなく「どうすれば売れるか」に重点を置いた戦略を提案できるのが強みです。
その分野のプロとして営業している中小不動産会社だからこそ、売却完了までの流れを的確にサポートすることが可能です。
買主のネットワークが強い
収益物件や投資用マンションの売買に特化している中小不動産会社の中には、投資家や法人など物件購入に積極的な買主との独自のネットワークを持っている会社があります。
リピーターの投資家や企業と継続的な取引関係を築いている中小不動産会社では、広告を出す前に水面下で売却が決まることも珍しくありません。
買主との強いつながりを活かすことでスピード感のある売却や非公開での取引に柔軟に対応できる点が、大手にはない中小不動産会社の大きな強みといえます。
中小不動産会社のデメリット
中小不動産会社には親身な対応や専門性の高さといった魅力がある一方で、すべての会社が均一なレベルでサービスを提供しているわけではありません。
会社の規模が小さい分、担当者のスキルや対応力に差が出やすく広告面での発信力も限定的になりがちです。
中小に依頼する際は「どの会社を選ぶか」「どの担当者と話すか」がより重要になります。
これから、あらかじめ知っておきたい中小不動産会社の注意点について解説します。
会社や担当者による力量の差が大きい
中小の不動産会社は数が多く、質もさまざまです。親身で実力のある担当者がいる一方で、経験が浅かったり対応が不十分な会社があるのも事実です。
会社によって得意分野やスタンスも異なるため、見極めが必要です。
口コミや実績・過去の取引事例を確認すること・初回の相談時に説明が丁寧かどうか・売却の流れをしっかり把握しているかをチェックするのがおすすめです。
信頼できるパートナーかどうかは、最初のやりとりから判断していくことが大切です。
広告が控えめ
大手に比べて広告予算が限られている中小不動産会社では、集客手段が絞られていることがあります。
ポータルサイトへの掲載数が少なかったり、自社サイトのみでの告知となることもあります。
広告を使って広く買主を募るというよりは、既存の顧客やネットワーク内で買い手を見つける傾向が強いです。
物件の条件によっては、既存の顧客やネットワーク内で買い手を見つける方法でも十分売却できるケースもあります。
多くの人に見てもらいたい場合には広告展開の内容について事前に確認しておくと安心です。
「不動産」には種類がある
不動産を売却する際は「どんな物件を売るのか」によって選ぶべき不動産会社や売却戦略が大きく異なります。
このように不動産は「投資家向け」か「居住用」か、また「高価格帯」か「低価格帯」かで分類されます。
たとえば都市部の一棟アパートやワンルームマンションは、収益性が重視される投資家向け物件。
郊外の新築マンションや中古戸建ては、生活環境や住み心地を重視する居住用物件に分類されます。
さらにタワーマンションや高級住宅は高価格帯のため、丁寧で戦略的な売却対応が不可欠です。
まずは自分の物件の位置づけを把握し、物件に合った売却方針を立てることがスムーズな売却への第一歩です。
各不動産会社の特徴と売却における向き・不向き
不動産会社は得意とする分野や物件の種類が会社によって異なります。
種類 | 得意分野 | 売却相談に向いている物件 | 備考 |
---|---|---|---|
大手不動産会社 | 実需系 ファミリータイプ 都心の高額帯 |
ハイグレードな実需物件 (マンション・戸建て) |
売却価格は標準的 |
中小(地域密着) | 地域の実需物件 相続物件 空き家など |
地元の情報に強く、 郊外やニッチな需要に強い |
担当者の腕や 顔の広さで売却に 差が出やすい |
中小(商材特化) | 投資用ワンルーム 一棟収益物件など |
投資家向け、 入居中(オーナーチェンジ) 物件の売却 |
投資家ネットワーク がある |
このように、不動産会社は大きく3つのタイプに分類できます。
都市部のファミリー向け物件や高額帯のマンション・戸建ての売却に強みがあります。
広告力やブランド力が高く、手堅く相場通りに売却を進めたい方に適しています。
地元の実需物件や相続・空き家の対応に強く、郊外やニッチな物件の売却に向いています。
地域情報に精通している一方、担当者のスキルによって対応の質に差が出ることもあります。
投資用ワンルームや一棟収益物件などに特化し、投資家ネットワークを活かした高値売却が期待できます。
オーナーチェンジ物件の売却にも強いのが特徴です。
物件の種類や売却目的に応じて、最適な会社を選ぶことが成功への近道です。
こちらの表を参考に、自分の物件に合った不動産会社を見極めましょう。
居住用と投資用で異なる「求める営業力」
不動産売却を成功させるには「どんな物件を、誰に向けて売るか」によって、求められる営業力が大きく変わります。
居住用では生活環境や利便性、投資用では利回りや管理状態といった評価軸が異なるためそれぞれに強い不動産会社を選ぶことが重要です。
たとえば投資用物件では専門知識やオーナーチェンジ対応の経験が不可欠ですし、居住用では地域で暮らす魅力を伝える力が問われます。
営業担当者の実績や専門性を確認して、自分の物件に合う売却パートナーを見極めましょう。
居住用マンション売却はエリアが重要
居住用マンションを売却する際には、物件がある「エリアの理解度」が売却結果を大きく左右します。
駅からの距離や周辺施設・学区・将来的な再開発の有無など地域特有の情報をきちんと把握している会社ほど、的確な価格設定や販売戦略が打てます。
地域に根ざした不動産会社であれば独自の購入希望者リストやネットワークを持っていることも多く、大手のポータルサイトだけでは出会えない買主とつながる可能性もあります。
まずは地域に強い会社かどうか、担当者がエリアの特徴をきちんと説明できるかをチェックしてみましょう。
投資用マンション売却は専門性が重要
投資用マンションの売却では、投資家の視点を理解していないと、効果的なアプローチができません。
査定の際も単なる相場価格ではなく、利回り・稼働率・将来の収益性などを加味した専門的な評価が求められます。
また、サブリース契約が付いている物件や、入居付けが難しい物件など「売りづらい」とされるケースにも柔軟に対応できるノウハウを持っていることもポイントです。
実務に強い会社であれば、スムーズかつ納得のいく売却が実現しやすくなります。
こんな方には大手不動産会社がおすすめ
不動産会社選びに迷っている方のなかには「やはり大手の方が安心」と感じている方も少なくありません。
大手不動産会社には全国的なネットワークと知名度があり、多くの売主に選ばれてきた実績があります。
都市部のファミリー向け物件や、高価格帯のマンションを売却したい場合には、大手ならではの強みが活かされやすいでしょう。
本章では大手不動産会社が向いている方の特徴を整理しながら、具体的なメリットを解説していきます。
どの会社に相談するべきか迷っている方は、まずご自身の売却目的や重視したいポイントに照らし合わせて検討してみてください。
全国的な知名度と安心感を重視したい方
「不動産のことはよくわからないから、信頼できる会社に任せたい」という方にとって、大手不動産会社の知名度とブランド力は大きな安心材料になります。
テレビCMやインターネット広告・駅前の大型店舗などで名前を見かける機会が多いため、買主側から見ても「安心して相談できる会社」として受け止められやすいのが特徴です。
大手は組織としての管理体制が整っており、法的なトラブルや契約上のトラブルにも冷静に対応できる体制があります。
初めて不動産を売却する方にとっては「安心して任せられる環境」が心強いポイントになるでしょう。
細かい説明や流れも丁寧に案内してくれることが多く、初回相談時から不安なく進めやすい傾向があります。
なるべく多くの人に物件を見てもらいたい方
物件を早く高く売りたいと考えるなら、広範囲への広告展開ができる大手不動産会社は有力な選択肢です。
大手は自社のホームページだけでなく大手ポータルサイトや提携企業、全国の支店ネットワークを活用して幅広い層に物件情報を届けられるため、購入希望者との接点が多くなります。
また大手ならではの販売戦略により、物件の魅力を効果的に伝えるノウハウも豊富です。
プロのカメラマンによる写真撮影や魅力的なキャッチコピー、エリア情報を活かした訴求方法など多角的なアプローチで売却をサポートしてくれます。
特に魅せ方が重要な高価格帯の物件を「少しでも高く売りたい」「できるだけ多くの人に見てもらいたい」と考える方には、大手の販売力が強力な味方となるでしょう。
こんな方には中小不動産会社がおすすめ
「自分の物件に合った提案が欲しい」「きちんと向き合ってくれる担当者に任せたい」と考えている方にとって、中小不動産会社は選択肢として非常に魅力的です。
対応の柔軟さ・地域密着の情報力・投資物件への専門性など、きめ細やかな対応を期待できる場面が多くあります。
本章では中小不動産会社に向いている方の特徴と、それぞれのメリットについて詳しくご紹介します。
売却のパートナー選びで迷っている方は、自分の希望や不安と照らし合わせながらご覧ください。
投資用マンションに詳しい人としっかり相談したい
投資用マンションの売却では「売る」だけでなく収益性や将来の出口戦略まで見据えた提案が求められます。
中小不動産会社のなかにはワンルームマンションや一棟アパートなど投資商材に特化した専門会社があり、収益物件の売却経験が豊富なスタッフがそろっています。
運用状況や入居者管理の課題など、投資ならではの細かい相談にも対応してもらえるのが中小不動産会社の強みです。
さらにオーナーチェンジ物件やサブリース契約付きの物件など、難易度の高いケースにも柔軟に対応できる力があります。
資産整理や買い替えなど投資家としての将来設計まで含めたアドバイスを求めたい方には、知識豊富な中小の専門業者が頼りになります。
話をきちんと聞いてくれて、自分の状況に合わせた提案が欲しい
中小不動産会社の魅力は「一人ひとりに合わせた柔軟な対応」にあります。
大手と比べて担当者の数は少ないかもしれませんが、一件一件に対して丁寧に向き合ってくれる傾向があります。
売主の事情や物件の背景をじっくりヒアリングし、それぞれのオーナー様の状況に合った現実的なプランを提案してくれることが多いです。
「複雑な税金関係もサポートしてほしい」「ローンが残っていて不安」「投資物件の入れ替えも視野に入れている」など、売却にはそれぞれ事情があります。
中小企業では担当者が窓口から売却完了まで一貫して対応してくれるため、やりとりもスムーズです。
寄り添った提案や相談のしやすさを重視する方には、中小不動産会社がおすすめです。
「本当に物件が欲しい」という買主と早く・条件よく売却したいと考えている
中小の不動産会社・投資用物件に強い業者の多くは、自社で投資家ネットワークを構築しており「すぐに買いたい」という希望を持った買主を抱えています。
大々的な広告を出さなくても、物件情報をマッチングすることでスピーディーに売却が進むケースもあります。
収益性の高い物件やエリア限定で探している投資家がいる場合は、価格交渉も有利に進む可能性も。
まっさらな状態からの仲介というより「売り手と買い手の橋渡し」を密に行っているスタイルのため、「待つ売却」よりも「動く売却」に強い傾向があります。
条件よくスムーズに売却したいと考えている方には、専門業者が持つ情報網が大きな武器になります。

山丸慎太郎
弊社の場合だと、売却の依頼をいただいた瞬間に少なくとも10以上の顧客へのアプローチが始まります。
私たちの商売が仲介手数料で成り立っているからこそ、1円でも高く売れることが、お客様だけでなく私たちにとっても大きなメリットになります。
つまり、「高く売る」ことは、お互いにとってのゴール。だからこそ、本気で最適な売却戦略をご提案させていただいています。
マンション売却成功の鍵は「自分と物件にあった会社選び」
マンションを納得の条件で売却するには、信頼できる不動産会社選びが何より重要です。
オーナー様の状況や物件の特性によって、向いている会社は異なります。
「とりあえず大手だから安心」「中小はなんとなく不安」といった先入観だけで判断してしまうと思うように売却が進まなかったり、価格交渉で不利になってしまうこともあります。
大切なのは、ご自身の目的や優先順位や物件の条件に合った不動産会社を見つけることです。
ファミリー向けのマンションを都市部で売る場合と投資用ワンルームを地方で売る場合とでは、求められる営業力も販売ルートも大きく異なります。
経験や専門性・サポート体制を見極めたうえで、信頼できる担当者と出会えるかが売却成功の分かれ道となります。
「大手だから安心」「中小は不安定」ではなく、見極めが重要
不動産会社に対して「大手なら間違いない」「中小は信用しにくい」というイメージを持たれる方もいますが、それぞれに向き・不向きがあり一概に優劣をつけることはできません。
大手は広告展開が広く知名度も高いため集客力に優れていますが、売却物件の種類や担当者の忙しさによっては対応が事務的になってしまうこともあります。
中小の不動産会社には地域密着ならではの柔軟な対応や、投資用物件への専門性を強みにしている会社もあります。
物件のジャンルや売却の希望条件に応じて、どの会社が最適かを冷静に判断することが求められます。
安心感だけでなく「成果につながるかどうか」を基準に見極める姿勢が大切です。
相性・実績・戦略を確認する
信頼できる不動産会社を選ぶためのチェックしておきたい3つのポイント。
担当者ときちんとコミュニケーションが取れるか、質問に丁寧に答えてくれるかどうかを見ておきましょう。
売却活動は数ヶ月に及ぶこともあるため、信頼関係を築ける相手かどうかが大切です。
自分の物件と似た条件の売却経験があるかを確認しましょう。
具体的な販売事例や実績を教えてくれる会社は、実力があり安心して任せやすい傾向があります。
価格を提示するだけでなく「誰に」「どのように」売るのかまで提案してくれるかをチェックしましょう。
ターゲット設定や販売チャネルの選定など、戦略の有無で結果に差が出ます。
相性・実績・戦略の3つを丁寧に確認することで、自分の物件に合った信頼できるパートナーが見つかりやすくなります。
\ FGHにおまかせ /

宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士 / 2級ファイナンシャルプランニング技能士 / インテリアコーディネーター
株式会社FGH マーケティング部
新卒以来、不動産業界・建設業界に一貫して従事し、投資用ワンルームマンションの売買・管理・活用に関する豊富な実務経験を積む。
専門知識を活かしつつ、初心者の方にもわかりやすく情報を届けることをモットーに、コラム執筆や監修にも携る。
プライベートでは2児の母。家庭でも「お金の大切さ」を子どもと一緒に学びながら、楽しく金融教育に取り組んでいる。
このコラムを書いている人

マンション経営ラボ 編集者
最新の不動産投資情報や株式、投資信託、為替など幅広い投資コンテンツを掲載。 オーナー様自身で最適な不動産の購入・売却・運用の判断材料になる情報をタイムリーに提供いたします。
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