賃貸不動産経営管理士の証明証が新しくなりました
「賃貸不動産経営管理士」は、2021年4月21日の国土交通省令にて国家資格となりました。
それに伴い、国家資格になる前に賃貸不動産経営管理士証を発行していた方は、新しい賃貸不動産経営管理士証への切り替えが可能となりました。
申請対象者
令和2年度以前に当時民間資格の「賃貸不動産経営管理士」を合格・登録し、国家資格の「賃貸不動産経営管理士」への移行講習を令和4年6月15日までに修了した者
新管理士証の発送
令和4年1月より順次発送
従前の管理士証はどうなるの?
今回、国家資格になったことで新しいデザインでの管理士証発行となりました。
しかし、従前の管理士証でも移行講習を修了している者は、管理業法に基づく業務管理者として認められています。
私自身は、平成24年に賃貸不動産経営管理士資格を取得しましたが、当時発行された管理士証(水色と黄色ベースのもの)から平成30年に更新を行い、ゴールドのカードを所持していました。
宅地建物取引士証も何回か更新していますが、取得当時のまま更新しても紙にラミネートされたものですので、賃貸不動産経営管理士は更新でゴールドカードに変わったのは正直驚きでした。
民間資格のまま移行講習をしないと民間資格の効力は失われるので、もちろん私も移行講習を修了しています。
新管理士証に変更するメリット
新管理士証に変更するメリットとしては以下の3点が挙げられます。
■オーナー様へ:管理業法に基づく業務管理者の要件を満たしていることを証明できる。
■オーナー様へ:マスタリース契約締結時の重要事項説明時に掲示することで安心感を与える。
■入居者へ:専門知識と高い業務倫理を兼ね備えた国家資格の管理士であることをアピールできる。
同じ国家資格でも違うデザインの証明証
デザインが変わっても、有資格者が次の更新まで変更しない限り従前の管理士証は有効となるため、賃貸住宅オーナー様や入居者様はしばらくの間「デザインが知っているものと違う!?」と困惑されるかもしれません。
だいたいの見本となりますが以下を参考にして、管理士証のデザインを把握しておくと良いでしょう。
▼従来の賃貸不動産経営管理士証 (現在新規発行は終了しています)
・新規取得時
・5年以上の有資格者
▼「新」国家資格の賃貸不動産経営管理士証
新しいデザインはゴールドでかっこいいですが、5年以上の有資格者向けのゴールドも重厚感があって素敵ですね。
賃貸不動産経営管理士協議会の“賃貸不動産管理の専門家としての国家資格”という重みを感じる管理証です。
国家資格への切り替えから数年経っていますので、新しい管理証をお持ちの方が多いでしょう。
しかし、国家資格への講習は修了しているが従前の管理士証を使用している有資格者もいるかもしれません。
管理士証を掲示された場合は上記を参考にしてみてください。
このコラムを書いている人
nakatani
1985年 東京都生まれ 保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士
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