不動産営業マンが振り返る2018年
こんにちは!或いはこんばんは!2018年最後のコラムを担当するにあたって何を書こう・・と、いくつか考えましたがせっかくなので2018年の投資不動産業界の振り返りを綴ってみようと思います。
26年ぶりの日経平均24,000円台~
26年ぶりの日経平均24,000円台へ高騰からの21,185円暴落、仮想通貨の暴落等々経済ニュースはとても賑わっていた印象が残っています。
不動産界隈はというと、2017年中古マンション成約件数が過去最高を更新したことがリリースされ、活況な印象。
しかし強気な売り出し物件が増えすぎた影響か1月の成約件数は前年比割れ。
収益マンションをメーンに取り扱う弊社では体感できるほどの失速感はありませんでしたが、長く続いた中古市場の好況に変調の兆しが見えてくるのだろうか・・という不安感みたいなものを現場では感じ始めました。
スマートデイズ社、破綻・・
「かぼちゃの馬車」を運営していたスマートデイズ社の破綻報道、スルガ銀行の不正融資報道、マイナスイメージの報道が続き私たち収益不動産業界ではダメージがありそうと感じた時期でしたが、変化を体感したのはもう少ししてから。
と、いうのも弊社では成約件数も成約価格も前年対比、前月対比ともに微差だったのです。
「もしかして大事には至らずに済むのかな?」という楽観的?なイメージもあったくらいで、連日の報道と現場の温度感には差を感じていました。
スルガショック以後~
”スルガショック”なんて言われるようになって間もなく・・あとからあとから書類改ざん、不正融資の報道が相次ぎます。
以前書いたコラムでも述べていますが、昔から当たり前にあるスキームですし、私もお客様から「オーバーローンを引いてくれ」「他の返済に充てる分が欲しいからその分もかさ増ししてローンを申請してほしい」と、さらっと言われますので、誰も大して悪いことだなんて思っていない訳です。
私たちは収益アパートの仲介も取り扱いしておりますが、融資を下ろしてくれる金融機関がとうとう絞られてしまい、収益アパートの成約はガクッと落ち込んでしまいました。
区分ワンルームの成約件数は下落せずに持ちこたえてくれましたが、弊社の成約地域内訳は首都圏の割合が一割近く増加し、地方の物件の割合は下落しました。
今年の漢字「災」
恥ずかしながら今年の漢字が応募で決定することを今になって知りました。
関東の大雪、大阪で震度6の地震、西日本豪雨・・天災のイメージが強かったので「災」が選出されたようです。
投資不動産業界も今年は暗いイメージのニュースが多く「災」という漢字はなんとなくフィットします。
先日の日経平均一時19,000円割れを受けて、来年は経済のフェーズが変わる可能性大という有識者も多数。
実際にどう転ぶかは結果論でしか語れませんが、少なくとも私たちとお取引頂いた方々にはいいイメージを残せる年にしたいなと意気込んでいます。
このコラムを書いている人
高松 大樹
営業三部部長・執行役員 1986年生まれ 埼玉県育ち 2010年2月よりフォースグループで投資用不動産仲介の第一線でキャリアを積む。中古ワンルームを中心に800件に迫る成約実績。 イレギュラー案件の交通整理も得意。実体験からモアベターな選択を提案致します。 保有資格:宅地建物取引士
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