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杉並区の中古マンション売却の価格相場と値動きの推移

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住み替えや転勤・離婚など、さまざまな理由でマンションを売ることになった時、できるだけ高く売りたいという思いは誰しもあることです。不動産の価値は、マンションがあるエリアの立地条件や利便性で大きく変わります。ここでは、杉並区でマンションの売却を考えている方のために、地域の特徴や相場などを詳しくまとめてみました。

杉並区はどんな街?

東京23区の西部に位置する杉並区では、約57万8000人の人たちが生活を営んでいます。北は練馬区・南は世田谷区・東は中野区と隣接し、区の大半を武蔵野台地が占めているので、都心にすぐ近くにありながら豊かな自然を堪能できるのが魅力になっています。区内には、大人から子供までのびのびと過ごせる公園がたくさんあります。中でも善福寺川緑地公園は、総面積が約17万8700平方メートルの杉並区最大の巨大公園です。ピクニックに最適な芝生広場や遊具がたくさん設置された遊具広場・テニスコートなどのスポーツ施設があり、休日は多くの人が足を運んで思い思いの時間を過ごします。また、蚕糸の森公園は小学校の運動場と隣接している公園で、園内にはザリガニや鯉・カメなどが生息する池などもあり、静かな環境の中自然に親しめます。その他にも、桃井原っぱ公園や塚山公園など、個性豊かな公園が揃います。

杉並区は、交通のアクセスにも優れています。東京メトロ丸ノ内線や京王井の頭線・JR中央本線など、通勤や通学に便利な路線がたくさん通っており、駅も多いので利用しやすい環境です。特に、区のターミナル駅である荻窪駅は、JR中央本線と東京メトロ丸ノ内線が乗り入れており、渋谷や池袋まで約20分・新宿まで約10分の利便性の良さです。また、バスも35の路線が区内を走っているので、どこへ行くのにも便利です。駅周辺は、ルミネや西友・古くからある商店街などショッピング施設が豊富で、さまざまなシーンに合ったお買い物が楽しめます。その他にも、中央線沿線や吉祥寺・高円寺エリアには、ジャズ喫茶やライブハウス・個性的な雑貨店などが多く建ち並び、新しいカルチャーの発信地として若者に人気です。

区内には区立図書館が13施設あり、図書館蔵書冊数は238万冊で、23区の中で最も多くなっています。子ども向けの絵本や紙芝居なども約63万冊用意されており、親子で楽しめるお話会や工作などのイベントが定期的に催され親しまれています。中でも、杉並区立中央図書館は、読書の森公園が併設されており、お天気が良い日には森林浴を楽しみながらゆったりと本を読むことができるので人気があります。

杉並区は音楽の街としても成長しており、期間限定で荻窪駅周辺や音楽スタジオ・喫茶店などで音楽祭が開催されたり、60ヶ所以上の場所で阿佐ヶ谷ジャズストリートが催されています。

杉並区のマンション売却の価格相場と値動き

杉並区の2017年の中古マンションの価格相場は、1坪256万円です。1年前と比較して価格相場は7万円ほど高くなっていますが、売買数は前年に対して219件マイナスの133件と大幅に減少しています。 杉並区の中古マンションの価格相場を上げている要因として、駅から歩いて6分以内の比較的駅に近い物件が前年と比べて約8%増えており、その他にも築3年以内の比較的新しいマンションが前年より3%も多く売りに出されていることが挙げられます。一方で、マンション売却の値段を引き下げる要因として、前年と比べ約4%ほど築40年未満の比較的古い物件が増えたこと、わずかながら築40年以上の古い物件が売却に出されていることが考えられます。マンションの規模は30~50平方メートル前後の、DINKSや老後世帯を対象にした物件数が大きく増加しており、比較的中規模なマンションが売り出しのメインになっていることが特徴と言えます。

杉並区でのマンション売買は自宅用が主流になっていますが、投資用としての価値も見込めるので根落ちがしにくく、中古マンションの需要は高いです。2017年から過去5年間の推移を見ても年々緩やかに値段が上がり続けています。築年数が20年ほどの物件が平均となっているので、築浅の物件は希少価値が高く、高値で売れる可能性は大きいです。

杉並区でマンションを高く売るためのコツは?

杉並区でマンション売却をするには、上述した相場を理解した上で、売却するのにベストな時期や売り出し価格等を検討することが大切です。

日本全国のマンション価格の推移は、2009年のリーマンショック直後に底値になり、それ以降は毎年上がり続け、2010年と比べると全国平均で約36%も上昇しています。さらに、2020年には東京オリンピックが開催されるので、不動産関連業界もそれまでは景気が順調であることが予測されています。ただ、マンション売却で懸念されているのが中国の景気の影響で、悪化すれば日本の景気も当然落ち込み、マンションを購入する余裕がある人が少なくなることが考えられます。その他にも、これまで外国人旅行者をターゲットに、民泊用のマンションの購入が盛んに行われていましたが、2017年時点では少し動きに落ち着きが見られ始めています。マンション売却の価格は、需要と供給のバランスで決まるので、このような状況からいずれ自分のマンションを売却しようと考えているなら、需要が少なくなって価格が下がる前に早めに売りに出した方が良い結果が得られる可能性は高いです。なぜなら、マンション売却で最も良い経済情勢が推移すると言われているのが2017年からオリンピックが開催される2020年までで、それ以降は価格が崩れると見込まれているからです。

オリンピック特需や東北復興などでマンションの建設需要が多く、建築費相場の高騰が続いています。これにより、新しく建築されたマンションの値段も高い傾向にあり、それに誘引される形で中古マンションの売却価格相場も高くなっている現状があります。さらに、駅に近かったり築浅の物件はセールスポイントとしての魅力や価値が多く、強気で交渉することによって高く売れるように話を進めることができます。実際に東京23区の場合、駅からの距離が徒歩5分圏内の中古マンションの売上価格は、新築で購入した時よりも14%ほど高く売れているという結果が出ており、杉並区でも同じことが言えます。

住宅ローン金利がアベノミクスの大胆な金融緩和により過去最低水準になったことでマンション購入の需要が増え続け、値段が高くても買いたいという人が多いので、マンション価格の相場は上がり続けています。ただ、建設業界ではマンション相場が高値のピークを迎えるのがオリンピックが開催される以前で、その後は大きくマンション価格が下落すると考えられています。特に、2010年前後のリーマンショック時代に比較的安い値段で購入されているたくさんの中古マンション物件は、所有期間5年以上(長期譲渡所得)を経過すると不動産を売却する時にかかる譲渡所得税が安くなるという条件を満たしており、大量の中古マンションが一気に売りに出される可能性が高くなります。そうなると、需要と供給のバランスから、自分のマンションを相場よりも安い値段で売りに出さなければいけない結果になります。

杉並区でマンションを高く売るためには、上述した売り時をしっかりと見極め、周辺エリアの相場を把握しながら自分の住んでいるマンションならではの付加価値を付けて、信頼できる不動産会社に相談することがポイントです。

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参考売却価格

グランド・ガーラ銀座3,020万円〜5,701万円(23.81㎡〜48.33㎡)
藤和シティスクエア練馬1,260万円〜3,538万円(19.25㎡〜58.5㎡)
テラッサエスト1,500万円〜3,030万円(20.98㎡〜37.89㎡)
ニュー・ステイト・メナー1,540万円〜4,394万円(21.9㎡〜72.63㎡)
パレステュディオ新宿パークサイド1,850万円〜3,200万円(19.6㎡〜40.5㎡)

※ 参考価格は、賃貸状況やその時の情勢により変動致します。 詳細な価格をご希望の方は、お問い合わせください。

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