不動産投資の行くべきセミナーと行ってはいけないセミナー

公開日2020/05/11
更新日2021/07/31

セミナー参加前のプレセミナー(事前準備)が一番大事
不動産投資を始めたいと考えていても、何から手を付けていいか分かりませんよね?不動産投資に関する情報は多すぎ、書籍に頼っても著者により考え方が様々です。ネット頼りの情報収集では、誤情報を摑まされることもあります。
そこでフェイスtoフェイスで情報を得ることができるセミナーへの参加をお勧めします。
セミナーではオーナーや不動産会社の営業マンなどから直接話を聞くことができます。

本は書籍化されるまでに時間がかかるので、本の情報は最新とは言えず古いものも多いです。一方ネットの情報は新しいことも多いですが、誰が発信している情報か分からず真偽不明なことも多いです。
しかしセミナーであれば直接講師から教えてもらえるので、情報が新しく、情報の出どころもハッキリしています。本やネットで学ぶより価値が高いことが多いのです。
現在何十、何百という不動産投資セミナーがあり、その中には行く価値の無いセミナーも存在しています。
そこで不動産投資に興味がありセミナーに参加しようとお考えの方のために、参加前のプレセミナーとしてどのようなセミナーに参加すべきなのか、そこで何を学ぶべきなのかを賢いセミナーの活用方法としてご紹介します。
闇雲にセミナーに参加しても時間とお金が無駄になるだけです。
どういったセミナーに参加すべきなのか、そこで何を学ぶべきなのかを事前にピックアップしてセミナーに参加することで勉強効率が上がり、理解も早まります。
 

行くべきセミナー

不動産投資のセミナーなんて行く必要はないと考えている人もいます。
と言うのも、不動産投資に興味があると言えば、必要最低限の知識などは不動産業者が教えてくれるからです。
つまり知識0でも不動産業者の手取り足取りのサポートを受ければ、始めることができるのです。
物件も不動産業者が勧めてくれますし、収支計画書も作ってくれ、収益のシミュレーションもしてくれます。
しかし不動産業者はあくまでサポート役であり、実際にお金を出すのはあなた自身です。
もし投資に失敗しても不動産業者は、何の責任も取ってくれません。
収益のシミュレーションも甘い認識で作られていることもあります。その結果知識が無いことに漬け込まれ、相場より高い値段で物件を購入したり、買うべきではない物件を購入してしまうこと避けられません。悪徳不動産業者にとっては、いい鴨でしかないのです。
もちろん真っ当な仕事を行なっている不動産業者が大半ですが、それでも1〜10まで全て教えてくれ、助けてくれる訳ではありません。最後はあくまで自己判断です。
そのため不動産投資に興味があるのであれば、必要最低限の知識を付けることは必須なのです。
ではどのようなセミナーに行くべきなのかをご紹介します。
 

・物件の選び方を教えてくれるセミナー

まず声を大にして言いたいことがあります。それは「不動産投資の成否は物件選びで8割決まる」ということです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、多くの不動産投資家が声を揃えて言います。
良い物件を持っていれば、空室に悩むことも、設備不良などの修繕費がかさみ思うように収益が伸びない、家賃の下落続きだということもありません。
例えば治安の良い人気エリアで駅近、築年数の浅いマンションを相場と同じ価格で購入したとしましょう。
この物件を購入した時点で、不動産投資は成功したも同然です。
優良物件は築年数とともに家賃を下げなくても、入居希望者が多いのですぐに埋まります。都心の駅近物件は人気度が高いので、古びてきてしまっても入居を希望する人は後を絶たないのです。
つまりこうした物件を入手すれば、入居者募集のテクニックなど学ぶ必要がないのです。優良物件はあなたが遊んでいる間に、賃料を稼いでくれます。
しかし物件は一つとして同じものがありません。利回りの良い、現在稼いでいる物件と全く同じ物件を買いたいと思っていても、隅から隅まで全て同じ物件は存在しないのです。
似た条件であっても、駅からの徒歩圏内に差がある、築年数に違いがある、物件の設備内容が違うなど違いの種類は多岐に渡ります。
そのため不動産投資の初心者や投資に失敗してしまった人は、物件の選び方や良い物件を見極める方法に主眼を置いたセミナーに参加すべきです。
どのような物件であれば、買いであるのかを学んだ上で、物件の購入をすれば不動産投資の成功も近いです。
実際プロの投資家は物件選びに一番多くの時間をかけており、物件選びはセンミツだと言われています。センミツとは1,000物件があれば買いの物件は3つだけだという意味です。
つまり世の中にある物件の99.7%は購入すべきではない物件なのです。ダイヤの原石を見つけ出すためには、やはり物件選びの知識を備えることです。
この知識がないと買うべき物件ですら、見逃してしまうのです。
そして相場より安い、お得だから、予算の範囲内で買えるからといった安易な理由で、買うべきではない物件に手を出してしまいます。
逆に購入すべき物件は仮に相場より割高で、予算を超えていても購入した方がいいです。融資額を増やすことに不安を感じる方もいますが、購入すべき物件であればレバレッジをかけた方が逆に大きく儲けを出すことができます。
この感覚を身につけ、物件を見極めるために、まずは物件の選び方や見極め方を教えてくれるセミナーに参加しましょう。
 

・不動産投資失敗セミナー

不動産投資をしたいと考えているのに、投資を行って失敗したり、後悔している人の話を聞きに行けなど可笑しなことを言っていると感じるかもしれません。
しかし失敗からは成功と同等に、学ぶことが多いのです。
不動産投資に失敗した人は、何千万円という大金を失った人です。そんな人の話を聞けることなど日常生活ではまずありません。
どうして失敗したのか、何が悪かったのかを聞けば、同じ間違いをせずに済みます。
成功者だけではなく、失敗者の話にも真摯に耳を傾けるべきです。
失敗者の物件選びの方法は、良い物件の見極め力向上に繋がります。
 

行くべきではないセミナー

前述した通りセミナーには行くべきものと行くべきではないものがあります。
次はどのようなセミナーであれば行かないと判断すべきなのか、その判断基準をご紹介します。
 

・自社の物件を売るためのセミナー

セミナーの主催者の中には、セミナーを商品販売の入り口と見ている人もいます。
通常不動産会社では投資に興味がある顧客の元に足を運び、投資について説明します。
1〜2人の営業マンが訪問し、1人の顧客への説明時間は平均で2時間程度です。
この顧客を見つけるのも一苦労です。
 
電話が鳴るまで待っていてはいつ顧客から電話があるのかが分からないので、名簿リストの上からどんどんと電話をかけまくるという営業手法をとっている会社もあります。
一方でセミナーは、無料で不動産投資について説明するので来てくださいと宣伝すれば、投資に興味のある人が顧客側から来てくれるのです。
一度に大勢の潜在的顧客を相手にでき、1人の顧客に2時間ではなく10人以上の顧客に2時間説明が可能で効率的です。
役立ちそうと思える知識を題材にして、最終的に自社の商品を売り込むという手法は数多くあります。
セミナーの最後には自社の取り扱う物件の紹介になり、そのまま個別の相談会も開かれており、より興味を持ってくれた人には更に話を聞くことができるようにしています。
事実セミナー参加者の何割かは、その不動産会社と契約します。
決してこのやり方が間違っているとは言いません。不動産会社の雰囲気を知り、依頼してみたいと感じたのであれば、良いことです。
しかし不動産会社の目的は知識を伝えることではなく、自社の物件を売りたいことです。そのため自社物件が良いと思わせるような内容のセミナーになっていたり、内容が伴っていないようなセミナーもあるのです。
ネットで簡単に得ることのできる表面的な内容のみで、中身が伴っていないのであればわざわざ足を運ばなくても良いはずです。
行ってみない限り、自社製品を売りたいだけなのか、実のあるセミナーなのか分からないという人もいるかもしれませんが、今はネットの口コミサイトが発達しています。
口コミを読めばその会社がどのようなセミナーを行なっているのか調べるのは、容易なはずです。参加者の声を頼りに行くべきなのか判断してください。
 

・無料以外にメリットのないセミナー

無料だからとりあえず参加したというのは、やめましょう。自分のレベルや知識の足りていない部分を考え、必要だと思うセミナーに参加しないと、延々とセミナーだけを受け続けることになってしまいます。
セミナーの内容も無料だからという理由で、浅い知識の者が中身の無い講義を行なっていることがあります。このようなセミナーは無料以外に参加するメリットがありません。
有料のセミナーはお金を取っている分、知識のある物が金銭を徴収するに値するレベルの講義を行なっています。
 

・自己資金0円から始められると謳ったセミナー

不動産投資は自己資金0円からでも始められます!
これは事実で土地さえ持っていれば、アパートやマンションの建築費用をフルローンで貸してくれる銀行があります。
そのため自己資金0円からという謳い文句は決して間違っていません。しかしこの手のセミナーは絶対に行ってはいけません。
不動産投資は一部もしくは全額自己資金を入れることで、リスクヘッジができます。
例えば自己資金300万円で2700万円の借り入れを行い、3000万円の物件を購入したとしましょう。経営が上手く行かず物件を手放すことになった際に、取得額の3割引で売却します。すると借入額が売却額でペイでき、なくなったのは自己資金の300万円だけです。
不動産投資には失敗してしまいましたが、借金に苦しむことはありません。
一方フルローンで3000万円の物件を取得すると、同じ状況に陥った際にリスクを吸収することができません。不動産が売れたとしても、残債の支払いは残ってしまうのです。
自己資金0円で始める不動産投資はリスクが非常に高く、このような投資を勧める不動産会社は怪しいです。
不動産会社にとっては自社の物件が売れたり契約さえ取れれば良く、後のことは何も考えていません。
お金がなくても投資ができるなんて美味しい話は、まずないということを肝に銘じておきましょう。
 

・税理士によるセミナー

税理士によるセミナーがなぜ悪いのか疑問に思いますよね?
それは税理士という肩書に騙されているからです!
税理士は税のプロであり、不動産のプロではありません。不動産に関する税金を扱っているセミナーであれば問題ではありませんが、税理士が不動産について説明するのは何の説得力もありません。
それにも関わらず、税理士の人が紹介してくれているから大丈夫だという安心感をなぜか持ってしまうのです。
税理士が不動産の話をするのは、素人が話をするのと何も変わらないのです。
また税金の話をしてくれる場合であっても、税理士しか知らないような知識に関しては投資家がわざわざ学ぶ必要はありません。
専門的な税の管理に関しては税理士に任せると良いので、わざわざ投資家が勉強するようなことではないのです。
 

不動産投資のプレセミナーまとめ

不動産投資に興味があるのであれば、どんなセミナーが参加すべきで、どんなセミナーが参加すべきではないのかということを今一度確認して頂ければ幸いです。
セミナーは多くの不動産会社により毎日のように開催されていますが、本当に参加すべきセミナーは一部だということが良く分かります。
不要なセミナーに参加し、間違った知識を植え付けられたり、自己判断に迷いが生じたりしないためにも価値あるセミナーを選び参加するようにしましょう。

このコラムを書いている人

マンション経営ラボ 編集者

マンション経営ラボ 編集者

最新の不動産投資情報や株式、投資信託、為替など幅広い投資コンテンツを掲載。 オーナー様自身で最適な不動産の購入・売却・運用の判断材料になる情報をタイムリーに提供いたします。

関連する記事