【第3回】不動産投資のメリット
2019.6.17
代表取締役会長 渡邊 勢月矢
不動産投資のメリット
不動産投資のメリットは複数ありますが、大きなものをあげれば、「ミドルリスク・ミドルリターン」の投資であることです。
月々のインカムゲインも入ってきて、キャピタルゲインも得られる可能性があり、投資をするための中古市場が確立されているので、出口戦略を持って不動産投資ができます。
多くの投資話は購入することはできても、売却までが考えられていないケースがほとんどです。
なにより大きなメリットとしては、融資を受けてレバレッジをかけられます。
レバレッジとはテコの原理のこと。
小さな力で大きなものを動かせますが、不動産投資では自己資金を極力使わない形で融資を受けて投資をすることができます。
つまり小さなお金で大きなお金を動かすことで、さらにお金を生み出すことができます。
これはほかの投資にはないメリットです。
不動産投資でメリットを得るためには、不動産投資で何を得たいのかをしっかりと定める必要があります。
①人生設計をする
②人生設計においてウィークポイントを確認する
③出口を決める
不動産投資を人生を豊かにするためのツールと考えた場合、まずは自分の人生設計をします。
結婚すれば結婚式の費用や新婚旅行の費用、また新居を構えるための費用がかかります。
さらに子供が生まれれば生活費ばかりでなく教育費もかかります。
その後、ある程度の年齢になればマイホームを購入したいと考えることもあるでしょう。
このように、その時々のライフイベントでお金がかかります。
その足りない部分を埋めるための投資なのか、それとも将来の年金代わりであれば、退職するのはいつなのかを逆算して、そこまでにいくらが必要なのかを考えます。
このように最終的にどのような人生が目的であるのか、それによって「いつ」「いくら」欲しいのか把握できます。
これをわからずに漠然と不動産投資を始めてしまった場合やセールスマンのいいなりで物件を買ってしまった場合は、不動産投資のメリットを享受することはできません。
むしろデメリットばかりが大きくなってしまうでしょう。デメリットに関しては次回のコラムで解説いたします。
このコラムを書いている人
渡邊 勢月矢
株式会社FGH代表取締役会長 CPM ® (米国不動産経営管理士)徳島県生まれ、広島県育ち。 大学卒業後、中小企業の営業支援を行う会社に就職。「個人投資家の目線に立った不動産売買仲介事業をしたい」との想いを抱き2007年2月、株式会社アーバンフォースを設立。その後、賃貸・売買部門を独立させ、株式会社FGHを設立・ホールディングス化。年間1000件以上の仲介案件を手掛け、通算10000件以上の適正な流動化を実現し、不動産所有者、購入希望者双方のニーズを満たすサービスを提供し続けている。 保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士
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