投資するならどっち!?地方物件と都心物件

公開日2020/07/30
更新日2023/01/07

不動産投資は一度購入すると買い替えたりすることが難しい投資商品です。
 
そのためどこに投資をするかということを最重要視して検討する方も多いのではないでしょうか。
 
今回のコラムでは地方都市と都心での投資について考えてみたいと思います。

永く持ち続けるなら都心!

マンションイラスト

地方と都心での投資の最大の違いはリスクリターンの違いではないでしょうか。
 
日本の人口は少子高齢化に伴いかなりのスピードで人口減少化が進んでいます。
 
しかし都市部、特に首都圏については人口がこれからも増えるだろうという統計があります。
 
世帯数で見ていくと、 単身世帯を中心に増加傾向が続きます。
 
地方での物件をみていくと利回りも高く一見すると投資効率もいいように思う物件がありますが、人口が減っていく中で続けていくよりもバリューアップを目指し短期的に売買を繰り返すような形で運用されているかたも多いです。
 
首都圏であれば賃貸の安定性もあるため永く持ち続けていくこともできますし、あくまでサイドビジネスだ、という方には手間も必要のないためおすすめできます。

気を付けなければいけない点は?

それぞれの地域では気を付けなければいけない点も違ってきます。
 
都心の物件であれば大量供給された、もしくは今後されるような地域ではないかという事です。
 
たしかに首都圏であれば人口は増えています。しかしその分新規供給が増えている地域もあり入居希望者の奪い合いが激しい地域もあります。
 
そうすると空室リスクも高まるので物件が大量に供給されるのはあまり好ましい状況ではありません。
 
地方での投資であれば気にしなければいけないことは入居者の属性が偏っていないかどうかではないでしょうか。
 
一つの企業や一つの大学で経済圏が形成されている都市は少なくありません。
 
入居者の供給を一つのものに依存してしまうと移転などで離れて行ってしまったときのリスクが大きく
 
実際にご相談を受けることもあります。
 
リスクのない投資はないかもしれませんが地域ごとの特性を見極めたうえで投資を行うべきです。

何のために投資をするのか

ゴールまでの道のり

自分の投資スタイル、全体の投資戦略によりとるべき戦略が大きく異なるのが不動産投資です。
 
短期的に手持ちのお金を増やすフェーズにあるのか、安定した投資先として探すのか、ポートフォリオ戦略としてエリア分散するのかといった人によっても正解は異なってくるでしょう。
 
そうした中で失敗しないためにはなんのために投資を行うのか、それを見極めたうえで地方に投資するのか都心に投資するのかを考えていかないといけないのではないでしょうか。
 
いずれにしても、中期的な転売を見越しての投資物件探しなのか、10年以上先を見越した長期的な将来性に賭けてエリアを探すのか、また数億円規模のビルを複数所有できるような資産家の方は、ポートフォリオ戦略としてエリア分散するのか、といった自分の投資ポジション、投資戦略により選択が大きく異なるのが不動産投資です。
 
事前調査やシミュレーションを行い、柔軟な目線で選定するエリアを幅広く検討することが不動産投資の成功確率を上げるのではないでしょうか。

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このコラムを書いている人

高松 大樹

高松 大樹

営業三部部長・執行役員 1986年生まれ 埼玉県育ち 2010年2月よりフォースグループで投資用不動産仲介の第一線でキャリアを積む。中古ワンルームを中心に800件に迫る成約実績。 イレギュラー案件の交通整理も得意。実体験からモアベターな選択を提案致します。 保有資格:宅地建物取引士

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