ダマされた!相談した相手をまちがえた~不動産投資コラム~
ダマされた!相談した相手をまちがえた
収支改善のための物件購入は少々警戒するくらいでちょうどいいかもしれません。
先日、お客様からあるご相談を受けました。
内容は、「所有している物件の収支が悪くなったので買った会社に相談しました。プラス収支になるよう追加で物件を購入することをオススメされ、担当者も親身になってくれたのでついつい購入してしまいました。ところがその物件も収支が悪くなってしまい、マイナスになってしまって・・・」という内容です。
経緯を伺ってみると、所有していた区分マンションの積立金の値上げによる収支の悪化をきっかけに、その物件を購入した販売会社に相談したところ、そのマイナスを補うべくローンの借り換え(借入期間の延長)を行い、借り換えをするために共同担保に襷掛けする物件を購入しましょう!と、いう提案だったそうです。
しかし、その状態は長くは続かなかったようです。
一時的に改善された収支も、賃貸の入れ替えにより家賃が下落してしまい、追加購入した物件も収支が悪化してしまったということです。
結果としてローンの残債は増えてしまったわけですが・・
収支改善の方法は?
収支改善には、いくつか方法があります。
①金融機関の見直し
②繰上返済
③賃貸管理会社の変更
・・・などが考えられます。
不動産の場合、借入を起こして投資を行えることが魅力のひとつです。
ただし、負債はリスクにも成りえることを覚えておかなければなりません。
現状の収支状況に少しでも不安がある方は、金融機関へ問合せてみるのもひとつの手かと思います。
結局どこへ相談したらいいの?
副業として不動産投資を行っている方に無くてはならないのが賃貸管理会社です。
人と人との交渉を行ううえでトラブルは避けて通れません。
そんなリスクを回避するためには、信頼できる管理会社が無くてはなりません。
残念ながら管理会社によってはお客様にとって最適な提案をしてくれない会社も存在します。
高い管理料の割にサービスが伴っていない会社も少なくありません。
見極めるポイントとしては、担当者が頻繁に変わる会社や、サブリース契約で賃貸状況を不透明にしている会社は、気を付けたほうがいいかもしれません。
販売した会社に賃貸管理をお願いしている場合、収支のご相談は、担当営業マンからすると絶好の機会です。
あの手この手で更に買ってもらおうとするものなのです。
どのような物件を購入するか考えることも大事なことですが、管理会社の選定や管理委託契約の内容も十分に理解したうえでご契約することが大切。
もしご相談下さいましたら、私たちFGHでは第三者目線(忖度しません笑)でのご提案を致します。
このコラムを書いている人
渡邉 幸也
1990年 秋田県鹿角市生まれ 東京都日野市育ち 2013年 株式会社FGH入社。不動産業界歴10年のノウハウを生かし収益不動産のプロフェッショナルとして、数多くの不動産を仲介する。 現在は、投資用不動産の売却・販売など幅広く担当している。 保有資格:宅地建物取引士