住宅ローンについて②~住宅購入体験談
皆さんは住宅購入されましたか?
私は先月購入しました!
昨年の夏は熟慮に熟慮を重ね迷子状態になっておりました。
昨夏は市場価格が高騰していて買い控え傾向かと書きましたが、根気強く探し続けていると納得の物件があるものですね。
今回、住宅購入を決めるなかで、やはりどのタイミングで買うのかは大事だと実感しました。また、購入に向けて休日にある程度動ける余裕がないと、納得のいく住宅を購入するのはなかなか厳しいので、十分な検討時間も必要だと感じました。
初めて住宅ローンの申込みをしましたが、A銀行はけんもほろろに「今回は見送りいたします」とのお返事。住宅ローン比較サイトでは「あなたの借りられる可能性は10%未満」と査定基準がよく分からない結果を示され、B銀行は事前審査というシステムがなく、そのまま本審査へ移行しました。同社は金利も高めで、リフォーム費用を住宅ローンに組み込むためには融資実行のタイミングで工事前と工事後の写真が必要とのこと。(どうやって引き渡し前に工事を入れられるんだ?と謎のルール)
結局、リフォーム費用と諸費用も含め住宅ローンの低金利で融資いただけるC銀行に決定しました。(ありがたやありがたやという印象です)
物件の決定においては、前回のコラムで示した通り返済余裕率を考え上限を設定し、新築マンションは除外することに。返済余裕率においても私の場合、老後破産しないように算定基準の年収を額面でなく手取りで考えシミュレーションしました。
ここでみなさんに質問です。
予算内の2つの物件を検討するとして、
①新築価格より10%高く設定されている物件
②新築価格より20%安く設定されている物件。
築年が同じで販売価格が同じならどちらを選びますでしょうか?
私は②でした。理由は①を購入するのは何となく癪だからです。
ちなみに私は中古マンションにしたのですが、土地は資産として子に残せる良い面がある一方、新築で20年程度の耐用年数の建物に30年以上住宅ローンを組むこと、階段の上り下りが想像以上に負担になることを実体験として聞いていたことが戸建ての購入をやめたおもな理由です。
さて、住宅ローンを近々組むこととなった私には今後の金利上昇は大きな関心事です。
2016年からのマイナス金利政策によって私の融資承認に影響があったかどうかは分かりませんが、本来
の目的の「脱デフレ」が成功できたとする専門家は誰一人いませんね。先月の新聞では日本国内で調達さ
れたカネの内、銀行貸し出し額の4~5倍の額は国際金融市場に流れ、欧米や中国の企業を肥らせただけ
で日本経済の役に立たなかったと評価されていました。
日銀総裁はマイナス金利の早期解除に前のめりで昨年末の「チャレンジング発言」で様子見、今月の金融
政策決定会合が更に注目されることでしょう。
日本経済の役に立つ仕組みに変えて実のある政策を実行して欲しいものですが、急な金利上昇は避けて
欲しいというのが願いです。
最後に、迷子状態から更に様々な知識や意見を取り入れ決断した訳ですが、正しいかどうかは自分でも分かりませんし分かるには時間がかかる事でしょう。参考にしたのは何かの本に書いてました、「借入を大きくし期間も最大限にしておくことでレバレッジを効かせ、フレキシブルに対応できるようにして、余剰金は投資に回せ」と。純資産増えるかな?
このコラムを書いている人
北岡 貴夫
1975年 高知県生まれ 2012年株式会社FGH入社。不動産業界20年以上、売買賃貸数千件の業務を取り扱ってきた。常に公正かつ客観的な立場から誠実な取引を心掛けている。 保有資格:不動産コンサルティングマスター/宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/ビル経営管理士
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