不動産を“買取”で少しでも高く売るためのポイント

更新日2025/11/13

不動産を“買取”で少しでも高く売るためのポイント
不動産を売却する際には、「仲介」と「買取」という2つの方法が存在します。仲介は市場に公開して買主を探す方法で、高値で売却できる可能性がある一方、売却までに時間がかかることもあります。

一方の「買取」は、不動産会社が直接購入するため、スピーディーで確実な取引ができるのが大きな特徴です。
ただし、一般的には市場価格の7〜9割程度での取引となることが多く、条件次第で買取価格に差が出る点に注意が必要です。
 

項目 仲介 買取
買主 一般の個人・法人 不動産会社
売却スピード 2~6ヶ月 即日~2週間も可
売却価格 市場価格に近い 早く・確実に売れる
メリット 高く売れる可能性がある 早く・確実に売れる
デメリット 売れるまで時間がかかる可能性 価格がやや低い傾向

不動産を高く売るためのポイント

買取価格を上げる4つのポイント

1. 複数査定を取る

 ⇒3社以上に見積もりを依頼し、条件を比較。競争を生み出す。

2. 柔軟な引渡し条件を提示

 ⇒「現況渡し」「即引渡し」「瑕疵担保免責」などでリスクを軽減。

3. 物件の印象を整える

 ⇒清掃・整理・臭い対策で印象アップ。査定額が上がることも。

4. 書類・権利関係の整理

 ⇒登記簿や測量図などを揃え、手続きのスムーズさをアピール。

 

不動産を少しでも高く売るための第一歩は、複数の買取業者に査定を依頼することです。1社のみの査定結果で判断せず、3社以上に見積もりを取り、条件を比較しましょう。複数査定を取ることで自然に競争が生まれ、価格交渉の幅が広がります。
たとえば、「他社では〇〇万円の提示を受けていますが、御社ではこの条件でどのくらいになりますか?」といった形で伝えると、より良い条件を引き出せる可能性があります。

次に重要なのが、引渡し条件の柔軟さです。多くの不動産会社は、購入後すぐにリフォームや再販に取りかかりたいと考えています。そのため、「即引渡し可能」などの条件を提示すると、買主側としてはリフォームやすぐに販売活動に動けるので、価格を上げてもらいやすくなるでしょう。
ただし、リースバック(売却後もそのまま居住する)を希望する場合は、査定額が下がる傾向があります。

また、物件の印象を良くしておくことも有効です。簡単な清掃や整理整頓、臭い対策をするだけでも印象が大きく変わり、10~50万円ほど査定額が上がることもあります。築年数が古い物件でも、丁寧に管理されている印象が伝われば評価はプラスに働きます。

さらに、権利関係や書類の整理も大切な準備です。登記簿謄本や測量図、建築確認済証などの書類をそろえておくことで、買主側の調査負担を軽減でき、査定から契約までがスムーズに進みます。相続物件であれば、遺産分割協議書や相続登記を事前に済ませておくとより安心です。

交渉の際は、単に「もう少し高く買ってください」と伝えるのではなく、「即引渡しが可能です。」といったように、相手の立場も考えた提案型の話し方を意識しましょう。
 

株式会社FGHでは、お客様のご事情や希望条件に寄り添った最適なご提案を行っています。
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高橋 咲百合
コラム監修 高橋 咲百合
資格

宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士 / 2級ファイナンシャルプランニング技能士 / インテリアコーディネーター

プロフィール

マーケティング部

新卒以来、不動産業界・建設業界に一貫して従事し、投資用ワンルームマンションの売買・管理・活用に関する豊富な実務経験を積む。
専門知識を活かしつつ、初心者の方にもわかりやすく情報を届けることをモットーに、コラム執筆や監修にも携る。
プライベートでは2児の母。家庭でも「お金の大切さ」を子どもと一緒に学びながら、楽しく金融教育に取り組んでいる。

このコラムを書いている人

柏井 優輝

柏井 優輝

東京都出身 2015年新卒入社 FGHフットサル部キャプテン 保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/管理業務主任者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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