【第12回】アフィリエイト
2019.11.15
代表取締役会長 渡邊 勢月矢
【第12回】アフィリエイト
政府による「働き方改革」では、副業や兼業を推進しています。
まだ数は多くないですが、会社も副業を認めていますし、実際に副業をしている人も増えています。
さて、一般的な副業のイメージでいえば、給料にくわえて数万から10万円程度の収入といったところでしょうか。
給料を奥さんが管理していて、ご主人が小遣い制であれば、もっと自由になるお金が欲しいという希望もあるでしょうし、お子さんが受験を控えている。
ご両親の介護でお金が必要……といった切実な事情があるご家庭もあるでしょう。
手っ取り早く世帯収入を増やすためには、奥さんが専業主婦の場合はパートへ働きに出るのも1つの手です。
これが、男性が副業するとなると大きく分ければ、体を使って自分が働きに行く仕事と、ネットを使ってパソコン上で完結するものに分けられます。
私は体力系の副業はおすすめしません。
昼間仕事が終わったあとの夜中や休日に警備員や工場で働いている人もいますが、それはまだ若くて肉体労働に励める人向きで、中高年には厳しいと思います。
無理な働き方をもしも倒れたら本末転倒です。これではリスクの方が高いです。
そこまでするのであれば、まだ時間に余裕のある奥さんに働いてもらったほうがいいようにも思えます。
自宅にいながらしてできる副業に「アフィリエイト」があります。
アフィリエイトとは「成果報酬型のインターネット広告」のことで、自分のHPやブログに広告を掲載し、その広告から顧客が商品を購入することで報酬を得ます。
基本的に「ASP(アフィリエイトサービス事業者)」と呼ばれる専門の事業者へ登録してアフィリエイトを行いますが、Amazonや楽天のように自社でアフィリエイトの仕組みを持つ事業者もいます。
アフィリエイトは自身のサイトとブログにアクセスを集めることが肝となりますが、既存のシステムが使えるため、そこまでの労力はかかりません。
不動産投資も購入から管理運営、売却までの仕組みが整っているため、「既存の仕組みを使う」という点においては共通です。
しかし、アフィリエイトはパソコンやスマホさえあればはじめられます。
参入障壁が低いほどライバルが多いものです。その点、不動産投資は現物を購入するため、様々な手続きが必要です。
また融資を受けるためのハードルもあるため、誰でもすぐにはじめられるものではありません。その点が大きな違いです。
このコラムを書いている人
渡邊 勢月矢
株式会社FGH代表取締役会長 CPM ® (米国不動産経営管理士)徳島県生まれ、広島県育ち。 大学卒業後、中小企業の営業支援を行う会社に就職。「個人投資家の目線に立った不動産売買仲介事業をしたい」との想いを抱き2007年2月、株式会社アーバンフォースを設立。その後、賃貸・売買部門を独立させ、株式会社FGHを設立・ホールディングス化。年間1000件以上の仲介案件を手掛け、通算10000件以上の適正な流動化を実現し、不動産所有者、購入希望者双方のニーズを満たすサービスを提供し続けている。 保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士
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