投資もAIの時代へ

公開日2022/04/18
更新日2022/12/24

スマートフォン、タブレット、ノートパソコン
テレビCMやネットなどで、投資という言葉を耳にすることが増えてきたのではないでしょうか?
 
一口に投資といっても、不動産・FX・株・NISAなどさまざまな種類がありますが、今回はこれらの投資を手助けしてくれる「ロボアドバイザー」について解説していきます。

ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーは、簡単にいうとAIが投資に関するアドバイスやポートフォリオの提案のほか、自分の代わりに投資をしてくれるサービスです。
 
利用者が最初に希望の投資スタイルを設定することによって、最適な方法を提案もしくは運用してくれます。
 
ロボアドバイザーには「投資一任型」と「アドバイス型」の2種類があり、それぞれ特徴があります。
 

投資一任型

投資一任型は、最初に自分に合った投資スタイルを設定したら、あとはAIが自動的に発注、リバランス、運用まで行います。
 
投資一任型では、自分で投資先を選択する必要がないため、時間がない方や投資に関する知識がない方におすすめです。
 

アドバイス型

運用についての助言のみをAIが行う「アドバイス型」は、投資一任型と違い、提案を行うだけで運用はしません。
 
アドバイス型の提案をもとに、自分で運用をしていく投資スタイルになります。
 
定期的に必要になるリバランスなども自分自身で行わないといけないため、投資初心者には難しいかもしれません。

ロボアドバイザーを使うメリット

【投資に関する深い知識がいらない】

基本的に投資とは最適な運用をするために、投資商品に関する知識はもちろん、分散投資などの投資理論や、税制に関する知識などを身につけていなければいけません。
 
しかしロボアドバイザーであれば、AIが自動的に資産運用を行うため、あまり知識が無くても適切に運用することができます。
 

【運用の手間がかからない】

無数にある投資商品について情報収集し、自分に合ったものを選ぶのは労力がいる作業です。
 
ロボアドバイザーであれば自動で最適な商品を選び運用してくれるため、労力を減らすことができます。

ロボアドバイザーを使うデメリット

【手数料が高い】

ロボアドバイザーを使うデメリットのひとつは、コストが高い点です。
 
特に投資一任型の場合、通常の投資信託にかかる手数料に加えて、ロボアドバイザーのサービスを受けるための手数料がかかります。
 
この手数料は大体1%といわれており、大した数字には感じないかもしれませんが、長期でみていった場合には、大きく利益に影響してきます。
 

【短期的に大きな利益を出すことは難しい】

ロボアドバイザーによる資産運用はあくまで長期投資を前提としているため、短期的な利益追求には向いていません。
 
短期で利益を出すことを考えている場合は、他の投資方法を考えるべきでしょう。

まとめ

ロボアドバイザーを使った投資に向いているのは、これから投資を始めようと思っている方です。
 
投資に関する知識や経験がなくても、ロボアドバイザーをうまく使えば投資を実践形式で学べます。
 
ただし、手数料が割高という点がデメリットなので、投資に慣れてきたら自分で運用していくことも検討してみましょう。

このコラムを書いている人

柏井 優輝

柏井 優輝

東京都出身 2015年新卒入社 FGHフットサル部キャプテン 保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/管理業務主任者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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