【ワンルームマンション売却】空室期間を最小限に抑える方法とは
ワンルームマンション投資をするうえで、多くのオーナー様が気にかけている空室リスク。
引っ越しシーズンならまだしも、シーズン外れに退去されてしまうと次の入居者を見つけるのは難しく、その間も組合には管理費修繕積立金、そしてローンの支払いは続きます。
今回は、空室期間を最小限に抑えるための対処法をまとめてみました。
家賃を下げる
周辺相場より家賃を下げて入居者を募集するという対処法は、いたってシンプルではあるのですが最も効果的です。
たとえば、家賃10万5000円のお部屋が空室3か月続いた場合、31万5000円の損失になります。
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が2023年10月に発表している『日管協短観』によると、単身入居者の平均居住期間は以下のとおりです。
平均の3年で退去した場合、月々マイナス8750円で貸した事と同じになってしまいます。
上記のようなケースになるのであれば、最初から10万5000円ではなく10万円で貸出して空室期間が発生しないほうが良いですよね。
仲介会社に業務委託料(広告料/AD)を払う
賃貸不動産の業界には、貸主様から仲介業者が物件を決めた際に業務委託料を支払うパターンがあります。
業務委託料は賃料の1ヵ月分から2ヶ月が多く、これが仲介業者に委託料として入るので仲介業者の営業マンは何も委託料がついてない物件よりついている物件の方を紹介したくなります。
ただこれも所有者様の懐から出るお金なので、一時的な出費にはなってしまいますが空室リスク回避に効果が期待できます。
仲介業者が業務委託料をフリーレントや礼金や借主からの仲介手数料を相殺できるような
提案ができれば、借主からしたら初期費用が抑えられて魅力的に見えて決め率が上がるでしょう。
入居期間を長くするコツ
ワンルームといえども、入居して半年で退去されると厳しいものがありますよね。
そのため、入居審査の際に住みたい理由やメリットがしっかりあり、生活が安定している入居者を選別しましょう。
あとは1年未満の退去には違約金を設けたり、次の入居者を早くから探せるように退去予告を2か月前にしたりといった対策も有効です。
まとめ
現在、お部屋探しはポータルサイトでエリア、築年数、家賃で絞って探す方法がスタンダードになっています。
エリア、築年は変えようがなく、特に築年数で検索をかけてお部屋探しをしている人が多いため、リノベーションをしてもあまり思うような効果は得られません。
家賃や初期費用で周りに差をつけて空室リスクを最小限に抑えれば、ローン支払い後の未来は明るくなるでしょう。
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このコラムを書いている人
柴田 誉史
1984年生まれ 徳島県出身 2022年中途入社 乙女坐 O型 右利き 宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/管理業務主任者