
不動産を売却するときに一番気になることは、やはり売却価格ではないでしょうか。
査定額は不動産会社を選ぶ際に参考にするべきではありますが、査定額が一番高いところを選べばいいというものでもありません。
高額査定に惑わされないために
不動産会社の査定では、相場からかけ離れた高額な査定額を提示されることがあります。
一見よい業者に見えますが、そのような不動産会社の狙いは、高額な査定額で期待を持たせて媒介契約を結ぶことにあります。
査定額とはあくまで『査定』の価格ですので、その価格で売却ができなかった場合でも不動産会社にとっては問題ではないのです。
高額な査定をしてくれる不動産会社は魅力的ですが、その査定額が現実的な価格なのかを冷静に判断する必要があります。
そのためにも、査定をする際は一社だけでなく複数の会社に依頼しましょう。
信頼できる不動産会社を選びましょう
不動産の査定を受ける目的は査定額を知るだけではなく、査定を通じて信頼できる不動産会社を選ぶためでもあります。
悪質な不動産業者にだまされないようにするためには、査定の理由について具体的な説明を求めることが効果的です。
言わずもがなですが、不動産会社の査定額は売却に関しての判断に大きな影響力をもたらすもの。
宅建業法には「価額または評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならない」(同法34条の2第2項)として、価額の意見を述べるときの根拠明示義務が定められています。
もちろん、その根拠は合理的な説明がつくものであることが求められます。
また、先述したとおり、査定価格における根拠の明示は法律上の義務ですので、不動産会社は価格の査定にかかった費用を依頼者に請求できないことになっています。
査定の根拠を明らかにしない不動産会社やかかった費用を請求してくる不動産会社は論外ですが、高額査定をだすためにはそれなりの根拠が必要なので、説明の内容によって査定が適正かどうかや信頼できる不動産会社かどうかを判断する重要な材料になるはずです。
まとめ
不動産の査定額は、あくまで『査定』の金額であり、その価格で売却ができると保証されたものではありません。
高額な査定額を鵜吞みにしてしまうと、売却活動が長引いてしまい、市場価値より低い価格で売却せざるを得ない場合もあります。
高額査定に惑わされないためにも、まずは査定額の根拠を確認し、信頼できる不動産会社をしっかり見極めましょう。