投資用マンションを売るなら”仲介業者選び”が成否を分ける!ワンルーム専門会社が教える後悔しない売却ガイド
【目次】

不動産価格の高騰や金利の上昇を背景に「今が投資用マンションの売り時かもしれない」と感じているワンルームオーナー様が増えています。
売却にあたって、皆さまからはよく次のようなお声をいただきます。
✅少しでも高く売却して利益を最大化したい
✅売却までの期間はできるだけ短く済ませたい
✅手間なくスムーズに売却を完了させたい
オーナー様の売却条件を実現するために重要なのが「仲介業者選び」です。
どの不動産会社に依頼するかによって、売却価格やスピード・最終的に手元に残る金額は大きく変わります。
同じ物件でも仲介業者の選び方ひとつで数百万円の差が出るケースもあります。
本記事では宅地建物取引士・FP2級の専門家監修のもと、投資用マンションを後悔なく売却するための仲介業者選びのポイントを解説します。
初めて売却を経験する方でも判断しやすいように、営業マンに確認すべき質問・実績の見方・注意点まで詳しくご紹介します。
納得のいく売却を実現し、次の投資へと進むために「仲介業者選び」から始めてみてください。
自宅用と投資用でこんなに違う!マンションの売却プロセス
マンションを売るとき自宅用と投資用では「やること」は似ていても、売却の考え方や対応が大きく異なります。
項目 | 自宅用マンション | 投資用マンション |
---|---|---|
売却相手 | 一般の居住者 | 投資家(個人・法人) |
アピールポイント | 住み心地・内装・周辺環境など | 利回り・家賃収入・管理状況 |
内覧対応 | 念入りな内覧 | ほとんど内覧不可 |
契約上の注意 | 引き渡し時期や内装など | 賃貸契約・サブリース契約の内容 |
販売戦略 | ポータルサイトの写真を充実させる エリアで探している人をターゲットにする |
投資家ネットワークへの提案 |
自宅マンションを売る場合は一般の方が買主になることが多いため、内装の印象や住み心地・周辺環境といった「暮らしやすさ」を丁寧に伝える必要があります。
自宅マンションの売却時は室内の内覧も欠かせません。
投資用マンションは購入する相手が投資家であることが多く、投資家が重視するのは「利回り」や「賃貸契約の状況」といった数字の面です。
賃貸中の物件であれば室内を見せることができないケース(オーナーチェンジ)も珍しくありません。
投資用マンションは自宅用マンションとは販売戦略も異なり、写真で雰囲気を伝えるよりも投資家ネットワークに直接アプローチできる仲介会社の選定が大切です。
さらに契約時にはサブリース契約や入居者との契約関係など、自宅売却では出てこない専門的な確認事項も出てきます。
投資マンションの売却が「仲介の選び方」で大きく変わる理由
投資マンションの売却では、どの仲介会社に依頼するかが結果を大きく左右します。
投資用マンションの買主は利回りや収益性を重視する投資家が中心のため、一般的な売却とは異なる視点と専門性が求められます。
3つの視点を押さえて、適切な仲介会社を見極めましょう。
✅売却先は「利回り」を見る投資家
✅広告だけでは売れない!投資家ネットワークが重要
✅賃貸・サブリースなどの専門知識が不可欠
売却先は「利回り」を見る投資家
投資マンションの買主は自分で住むのではなく「利益を得ること」を目的とした投資家です。
価格の安さや築年数よりも「利回り」や「空室リスク」「家賃収入の安定性」といった数字を重視する傾向があります。
投資マンションの売却時には、投資家の視点を理解している仲介会社に依頼することが大切です。
収益性を正確にアピールできる資料を用意したり類似物件との比較分析を提示したりと、投資家が求めている情報をしっかり伝える工夫が必要です。
広告だけでは売れない!投資家ネットワークが重要
自宅用物件はポータルサイトで反響が得られやすい一方、投資用マンション・賃貸中のワンルームは広告だけで売却につながることは稀です。
賃貸中のワンルームは見た目や内装での勝負ができないため、広告の力だけでは売却が難しくなることがあります。
投資マンション売却で重要なのが、投資家とのつながりを多く持つ仲介業者の存在です。
業者独自の顧客リストや法人投資家とのコネクションを活かし、ピンポイントで売却先にアプローチできるかどうかがカギになります。
投資マンション売却のネットワークを持つ会社なら、条件に合う買主とスムーズにマッチングが進みやすく希望に近い価格で売れる可能性も高まります。
賃貸・サブリースなどの専門知識が不可欠
投資用マンションを売却する際は、サブリース契約や定期借家契約といった「契約状態」が大きなポイントになります。
マンションの契約状態の内容を正確に把握せず伝えると、買主とのトラブルや価格交渉の火種になることも。
投資用物件に強い仲介会社であれば、契約内容や管理状況まで丁寧に説明し、買主に安心感を与える対応が可能です。
投資家目線での的確な対応ができる会社を選ぶことが、スムーズな売却につながります。
信頼できる仲介営業マンを見極める質問3選
投資用マンションの売却を成功させるには、知識と経験を持った信頼できる仲介営業マンの存在が欠かせません。
経験が浅い仲介営業マンでは相場より投資用マンションが安く売れたり、売却までに余計な時間がかかってしまうこともあります。
面談前に営業マンの実力を見極める質問を準備しておくことが重要です。
本章では3つの視点から有効な質問例を紹介します。
✅投資用マンション売却経験を見極める
✅交渉力を見極める
✅段取り力を見極める
投資用マンション売却経験を見極める
このエリア・築年数・家賃帯の物件を、最近どんな方に売却されましたか?
営業マンが本当に投資用マンションの売却経験を持っているかどうかを見極めるためのシンプルかつ有効な質問です。
「経験あります」と答える営業マンは多いですが、具体的な取引事例を挙げられる営業マンは限られています。
「〇〇エリアなら30代の法人投資家が1,000万円台の物件を購入されました」など、買主像までイメージできているかが判断のポイントです。
同じような物件を過去に扱っていれば適正な売出価格や反響の出やすい条件など、実践的なアドバイスも受けやすくなります。
しかし曖昧な返答しか返ってこない営業マンは、実績が乏しい可能性もあるため注意が必要です。
交渉力を見極める
この物件の強みと弱みはどこですか?それに対して買主にどんな説明をしますか?
営業マンの「交渉力」を探る上で非常に有効な質問です。
投資マンションの売却時には買主から価格交渉や条件面での要望が出ることが多く、マンションの良い部分だけでなく弱点をどう伝えるかが結果に直結します。
質問に対して「利回りがやや低めですが、空室リスクが低いエリアで管理体制も安定しています」などと答えられる営業マンなら、買主に納得感を持たせるスキルがあると考えられます。
「駅から近いので大丈夫です」といった表面的な答えしか返ってこない場合は、交渉時の説得力に不安が残ります。
マンション売却の前段階で営業マンへの質問を通して準備力や分析力を確かめておくことが、失敗しない売却の土台になります。
段取り力を見極める
売却にかかる平均的な期間と、長引く場合の原因と対策を教えてください
営業マンがどれだけ現場の感覚を持ち、計画的な売却サポートができるかを確認できる質問です。
具体的な回答が返ってくる営業マンは、豊富な実務経験を持っていると判断できます。
「〇〇エリアで築10年前後のワンルームマンションなら、売却までの平均期間は2〜3カ月程度です。」
「家賃が周辺相場より安いため、売却が長引く可能性があります。」
一方で、以下のようなあいまいな回答しか返ってこない営業マンには注意が必要です。
「平均は分かりません」
「ケースバイケースです」
「やってみないと分かりません」
営業マンがあいまいな回答の場合はマンション売却の段取りや、トラブルが起きた際の対応力に不安が残る可能性があります。
マンションの売却期間や売れにくくなる原因についてどこまで具体的に説明できるかを確認することで、リスクを想定しながら計画的にサポートできる営業マンかどうかを判断する材料になります。
仲介業者選びで失敗しないためのポイント
投資用マンションの売却では、仲介業者の選び方が結果を大きく左右します。
経験や実績が豊富な業者を選べば、希望に近い価格でスムーズに売却できる可能性が高まりますが、選定を誤ると想定外の安値や長期化のリスクも。
本章では3つの視点から失敗しない業者選びのポイントを解説します。
✅全体の取引件数ではなく、「投資用マンション売却数」を見る
✅高額査定に惑わされないようにする
✅ネームバリューだけで安心しない
全体の取引件数ではなく、「投資用マンション売却数」を見る
仲介業者を選ぶ際、年間の取引件数だけで判断するのは危険です。
自宅用や土地の売買が中心で、投資用マンションの実績が少ない会社も多く存在します。
注目すべきは「投資用ワンルームの売却をどれだけ経験しているか」です。
オーナーチェンジ物件や法人投資家との取引経験があるかを確認するのがポイント。
自分の物件に近い価格帯やエリアでの売却実績を持っているかも重要です。
実績の「質」で見極めましょう。
高額査定に惑わされないようにする
マンションの売却を検討し始めると「できるだけ高く売りたい」と思うのは当然ですが、相場とかけ離れた高額査定には注意が必要です。
オーナー様の心理につけ込み、根拠のない高い価格を提示して契約を取ろうとする業者も存在します。
結果として、売れずに値下げを繰り返すケースも少なくありません。
現実的な相場を見極めたうえで、買主層や市場動向に合わせた販売戦略を提案できるかどうかが重要です。
ネームバリューだけで安心しない
「大手の仲介業者だから安心」とネームバリューだけで仲介業者を選ぶのは危険です。
実際に対応するのは会社ではなく営業マン個人であり、経験の浅い担当者がつくことも少なくありません。
大手仲介業者であっても投資用マンションに特化した部署と、一般住宅を扱う部署では知識や買主ネットワークの質が大きく異なります。
営業マン自身の実績や過去の取引事例、どのような買主に売却したかなどをしっかり確認し、自分の物件に合った専門性のある担当者を選ぶことが成功のカギです。
「ワンルーム投資」を専門に扱う当社だからできる3つの強み
投資用ワンルームマンションの売却は、業者の専門性によって結果が大きく変わります。
当社は投資物件に特化した豊富な実績とノウハウを活かし、オーナー様の希望に近い価格でスムーズな売却を実現しています。
以下の3つの視点から当社が選ばれる理由をご紹介します。
✅独自の買い手ネットワーク
✅専門だからこそ対応できる「サブリース物件」や「空室リスク」
✅豊富な社内成約事例に基づく正確な査定
独自の買い手ネットワーク
不動産売却における当社の強みのひとつは、他社にはない独自の買い手ネットワークを持っている点です。
全国の個人投資家に加え海外の法人投資家や不動産会社とも幅広い提携関係を築いており、都心・地方を問わず多様な売却先を確保しています。
独自の買い手ネットワークにより、通常の広告では接点を持ちにくい買主層へも直接情報を届けることが可能です。
結果、投資用マンションの売却をよりスピーディーに高価格で進めやすくなります。
ワンルーム投資に関心の高い層に向けては効率的なアプローチが可能で、商談の成立も早く成約までの流れが非常にスムーズです。
投資用ワンルームマンションを売却する際に、買い手の選択肢が豊富であることは売却条件の交渉を優位に進める大きな強みとなります。
専門だからこそ対応できる「サブリース物件」や「空室リスク」
サブリース契約がある物件や空室状態のワンルームマンションは、一般の仲介会社では扱いが難しいとされることもあります。
当社は投資用物件に特化しているため、サブリース契約がある物件や空室状態のワンルームマンションなど特殊なケースにも柔軟に対応できます。
サブリース契約の解除や引継ぎに関する実務的な知識はもちろん、不動産会社ならではの横のつながりを駆使した解除や違約金減額の交渉も得意です。
サブリース契約書に記載の違約金の額より安く済んだ、早期で解約できたという事例もあります。
また空室物件については系列の管理会社と連携し、売却前に新しい入居者を確保することで利回りを高めた状態での販売が可能です。

山丸慎太郎
「いまは手出しが多くて、売るのは難しいかも…」と一度見送られたお客様でも、いったん物件を当社にお預けいただき家賃収入や支出のバランスを整えることで、結果的に当初の想定よりも高く売却できたというケースは、実際に何件もあります。
オーナー様のご事情にあわせて、柔軟にご提案できるのが当社の強みです。どうぞ気軽にご相談ください。
豊富な社内成約事例に基づく正確な査定
当社では毎月多くのワンルームマンション売買を手がけており、社内にはエリアや築年数・賃料帯ごとの成約データが豊富に蓄積されています。
蓄積データをもとに過去の具体的な取引事例と比較しながら、単なる机上の数字ではなく「実際に売れる価格」をご提示しています。
成約価格だけでなく、どのような買主がどんな条件で購入したのかといった背景情報まで社内で共有されています。
数字だけに頼らない、実情に即した現実的な売却戦略の立案が可能です。
信頼できる根拠に基づく査定があることで、オーナー様も安心して売却の一歩を踏み出すことができます。
\ FGHにおまかせ /

宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士 / 2級ファイナンシャルプランニング技能士 / インテリアコーディネーター
株式会社FGH マーケティング部
新卒以来、不動産業界・建設業界に一貫して従事し、投資用ワンルームマンションの売買・管理・活用に関する豊富な実務経験を積む。
専門知識を活かしつつ、初心者の方にもわかりやすく情報を届けることをモットーに、コラム執筆や監修にも携る。
プライベートでは2児の母。家庭でも「お金の大切さ」を子どもと一緒に学びながら、楽しく金融教育に取り組んでいる。
このコラムを書いている人

マンション経営ラボ 編集者
最新の不動産投資情報や株式、投資信託、為替など幅広い投資コンテンツを掲載。 オーナー様自身で最適な不動産の購入・売却・運用の判断材料になる情報をタイムリーに提供いたします。
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