【不動産投資 一棟編②】一棟投資の魅力

公開日2021/05/10
更新日2024/01/11

2021.5.10
代表取締役会長 渡邊 勢月矢

握手する人たち

【不動産投資 一棟編②】一棟投資の魅力

前回は、区分ワンルーム投資との違いを私の主観も踏まえてお伝えしました。
 
今回は、不動産投資の王道である一棟投資の魅力について語らせて頂きます。
 
一棟投資の魅力は、何といっても、3つです。

 

1:インカム収支
2:出口戦略、資産性
3:融資
 

1:インカム収支

インカムとは、インカムゲイン(income gain)の略で、資産を保有中に得られる収益のことです。
 
一棟の場合、総戸数にもよりますが、区分よりもインカムが大きいです。
 
いわゆる家賃収入になるわけですが、賃料を向上させたり、支出を抑える工夫や努力が区分よりも可能になると思います。勿論その分、手間はかかります。
 

2:出口戦略、資産性

購入するときに必ず売却する時期と金額を想定することをお勧めします。
 
売却時期は正確でなくとも大体10年は保有しよう、その際の売れる価格はこれぐらいだな、という感じでもいいと思います.
 
売却した時の利益をキャピタルゲイン(capital gain)と言いますよね。
 
不動産という資産は、減価償却という会計上の概念はありますが、消耗品ではないので、購入(投資)して、運用して、売却するまでを想定試算したほうがいいと思います。
 
一棟の場合、建物を解体して土地だけで売却することもできるので、立地によっては、投資用ではなく、実住用の戸建用地の出口もありえるのが魅力の一つです。
 
区分の場合、所有権の分譲マンションでも敷地権になっているものがほとんどで、土地として売却することはほぼできません。
 
日本は、まだまだ土地の価格で資産性が左右されることが多いように思います。
 

3:融資

前回でもお伝えした通り、一棟物件に融資を出す金融機関が多いのが魅力だと思います。
 
いわゆる大手都市銀行、地方銀行、信用金庫など馴染みがある金融機関は基本的に一棟物件であれば融資条件、姿勢は違えど現状融資を出しております。
 
ただし、昨今の不動産投資を巡る金融機関トラブルが多かったことを受け、金融機関もお客様属性に応じて融資可否を判断する傾向が強くなっております。
 
現在の融資環境で自分に合った金融機関・自分が使えるは何処なのかまず知ることが重要です。
 
弊社では棟物の不動産投資ローンの相談先が10行以上ありますので、お気軽にご相談いただければと思います。
 
融資の幅があれば、自身の属性を存分に活用して、資産を増やし、インカム収入でサラリーマンを早期にリタイヤできるなんてお話も聞いたことがあると思いますが、身の丈にあった借り方をした方がいいと思います。
 
計画的に融資を組まないと本当に購入したい物件が購入できないケースもありますのでご用心。
 
次回は、不動産投資の事業性と目的化についてお話したいと思います。
 
今回は、以上になります。

このコラムを書いている人

渡邊 勢月矢

渡邊 勢月矢

株式会社FGH代表取締役会長 CPM ® (米国不動産経営管理士)徳島県生まれ、広島県育ち。 大学卒業後、中小企業の営業支援を行う会社に就職。「個人投資家の目線に立った不動産売買仲介事業をしたい」との想いを抱き2007年2月、株式会社アーバンフォースを設立。その後、賃貸・売買部門を独立させ、株式会社FGHを設立・ホールディングス化。年間1000件以上の仲介案件を手掛け、通算8000件以上の適正な流動化を実現し、不動産所有者、購入希望者双方のニーズを満たすサービスを提供し続けている。 保有資格:宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士

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